1/5オープン「KOSELIG COFFEE（コーシェリコーヒー）」凄腕ロースターが手がける自家焙煎珈琲のカフェ＆ショップ。カフェインレスのエスプレッソ系も！＠長野市

丸山珈琲の小諸工場でヘッドロースターを務め、バリスタ世界大会でも焙煎を担当してきた凄腕ロースター・宮川賢司さんが、長野市篠ノ井に自家焙煎珈琲のショップ＆カフェ「KOSELIG COFFEE（コーシェリコーヒー）」を2023年1月5日にオープン！（プレオープンは2022年12月24日）

コーヒーのある時間を楽しんでほしいと、高い焙煎技術があるからこそ叶うフレンチプレスで淹れるスペシャルティコーヒーや「SIMONELLI（シモネリ）」のマシンで淹れるエスプレッソドリンクなどを提供しています。ともにカフェインレスにも対応。
また、奥さまの優美さんもバリスタであると同時にカフェのスイーツも手がけています。
お店のメニューはすべてテイクアウトも可能。日常の中に美味しいコーヒー時間を取り入れてみるのも素敵です。

《Index》
▶ロースター宮川賢司さんとバリスタ優美さん
▶自家焙煎コーヒーとスイーツ
　フレンチプレス／エスプレッソドリンク
▶自家焙煎珈琲豆の販売
▶カフェ空間
▶お店のデータとMAP

オーナーご夫妻の宮川賢司さん優美さん

店名「KOSELIG COFFEE（コーシェリコーヒー）」のKOSELIGは、ノルウェー語で心地よいや心がほっとするような意味を持ちます。
「一杯のコーヒーでリラックスや安らぎを感じていただいたり、美味しいコーヒーを飲みに行きたいと思ってもらえるお店を目指しています」と賢司さん。

ロースター宮川賢司さん
コーヒー好きだった賢司さん。世界最大コーヒーチェーン・スターバックスで2年ほどバリスタとして働いていた頃に、自分の店を持ちたいという夢を持ちます。さらに同時期、知人を通じて丸山珈琲との出会いもありました。初めて丸山珈琲のコーヒーを飲み、その美味しさに衝撃を受けたのだそう。
「こんな美味しいコーヒーを自分の店で出せたらいいな…」との思いを抱きながら、2005年、当時2店舗展開していた丸山珈琲に入社。丸山珈琲のリゾナーレ店で4年バリスタとしては働きながら、「ジャパンバリスタチャンピオンシップ」にも参加し決勝まで進出。

リゾナーレ店・店長だった賢司さん。「同じ生豆を使っても、焙煎で変わる味がとても不思議で、難しくもあり楽しくもあり、コーヒーの魅力にのめり込んでいきました。知れば知るほど奥が深くて、もっと勉強したいと…」。
そんなとき、丸山社長から「焙煎に興味ある？」と声が掛かりました。

丸山珈琲 小諸店兼工場がオープンするタイミングで小諸店店長に就任。その後、店隣接の工場で焙煎専門のロースターとして12年間。トータルで管理する焙煎のヘッドロースターにも任命されました。2014年、当時後輩たっだ井崎英典さんが「ワールドバリスタチャンピオンシップ」でアジア人初の世界優勝した際、そして、2017年に鈴木樹さんが同世界大会で準優勝を獲得した際、2人が使用する生豆の焙煎を行っていたのがヘッドロースターの宮川賢司さんなのです。

経験と技術を積み重ねてゆく中で、入社時に描いてた「自分の店を持ちたい」という夢を叶える時期は、賢司さんにとってごく自然な流れでおとずれたのだそう。

“コーヒーのある時間を提供したい”
宮川さんの新たな挑戦が始動。
2022年12月24日、宮川賢司さんと優美さんの自家焙煎珈琲豆店とカフェ「KOSELIG COFFEE」プレオープン、2023年1月5日オープン。

宮川優美さん
「将来、お店を持ちたい」と専門学校で調理やスイーツを学んできたという優美さん。丸山珈琲でバリスタを4年ほど経験。結婚後は軽井沢のパティスリーとカフェで経験を積んだ後、「カフェコムサ軽井沢店」ではケーキづくりを担当していました。そして、現在、子育てと両立しながら、「KOSELIG COFFEE」でバリスタとスイーツ担当としてお客さまを迎えています。ケーキは国産小麦のほか、砂糖はきび糖とてんさい糖を使用するなど、こだわりの優しい味わいを提供。
また、ハーバルセラピストの資格をあり、メディカルハーブを使ったハーブティーもそろえています。


「小さなお子さんを連れたママが、ふらっと立ち寄れる場所になれたらうれしいです。ママにも息抜きしてもらいたい」と、優美さん。
カフェインレスのコーヒーやカプチーノなどもそろうほか、ほっとできる小上がり席も用意。子育て中の宮川ご夫妻の優しさが伝わってくるお店です。

※2023年1月現在のメニュー表

◆フレンチプレスで淹れるコーヒーとスイーツ

フレンチプレスで淹れるコーヒーは、珈琲豆の油分も抽出されるので、コーヒーの味わいがしっかりと感じられます。ドリップ式とはまた違った美味しさを楽しめますよ。

フレンチプレスにお湯を注ぎ、4分後、ゆっくりプランジャーを押し下げます。

「コーシェリーコーヒーブレンド（深煎り）」約2杯分・600円
バランスが良く、なめらかで飲みやすいハウスブレンド。
優しい苦味で、クリアでありながら、コクがある一杯。とても優しい酸味のあとに、ほんのりと甘味が感じられて美味しいです。
※テイクアウトは、大きめカップで同じ量を提供。

一緒にいただいたのは「自家製ガトーショコラ」450円
濃厚で表面はサクサクと軽い食感、中はテリーヌのように超しっとりなめらか。苦味と甘味のバランスもよく、コーヒーとの相性も良かったです。
※テイクアウト時はクリームは添えられません

◆エスプレッソマシンで淹れるコーヒーとスイーツ

「SIMONELLI（シモネリ）」のマシンで淹れるエスプレッソメニューも選べます。
こちらもカフェインレス（+30円）にもできるので、カフェインを気にしている人も気軽に楽しめます。

画像は「カプチーノ」650円
「コーシェリーコーヒーブレンド」を使用。コーヒーの味わいがしっかりしており、後味もとても良かった♪

カプチーノと相性がいいのは「自家製チーズケーキ」450円
クリームチーズとレモンを使ったコクのあるチーズケーキ。サクサクのタルト生地とレモンの風味を加えた生クリームがアクセント。
※テイクアウト時はクリームは添えられません

◆自家焙煎珈琲豆の販売

宮川さんが焙煎した珈琲豆は、現在4種類を販売。
深煎りはグアテマラ・コロンビアなど各生豆の焙煎に変化を加え、深煎りで2種類ずつ用意してブレンドしているそう。フレンチプレス・ドリップともにOK。
各100g/900円・200g/1800円

「コーシェリコーヒーブレンド」（深煎り）
おすすめ！程よい苦味と心地よいコクが特徴。
生豆原産国：グアテマラ、コロンビア、ホンジュラス、ブラジル
「カフェインレスコーヒー」
生豆原産国：エチオピア

《季節のブレンド》
「Snow Mountain」（深煎り）
キレのある後味としっかりとした苦味。ビターチョコの風味。
生豆原産国：コロンビア、ホンジュラス、グアテマラ、ケニア
「Winter Star」（中煎り）
軽い口当たりで、スッキリとした味わい。
生豆原産国：コロンビア、ブラジル、ホンジュラス、ケニア

◆カフェ空間

1人でも気軽に利用できるカウンター席。

小上がり席は、小さなお子さんを連れたママも気軽に立ち寄れます。

店内は穏やかでやわらかな空気が流れており、とても素敵なご夫妻でした。

お店は「ホームセンタームサシ長野南店」のペット・ガーデン館の建物の南側に立地。住宅兼店舗なので、外壁のブルーと入口扉周辺が目じるしです。現在、看板を準備中。

（text&photo：Web Komachi編集部yamamoto）