地元産そば粉のガレットが名物「potta（ポッタ）」子ども連れにやさしいカフェ＠佐久穂町

佐久穂町に教育移住した夫妻が、「子連れ客が集える場を作りたい」とカフェをオープン。最も大切にしているのは「人とのつながり」です。メニューはすべて、修業先の長崎県や佐久穂町で出合った人々との縁から生まれました。看板メニューのガレットには、修業先のひとつ「のらくら農場」の旬野菜や、佐久穂町そば組合のそば粉を使用。長崎県からは、東彼杵郡東彼杵町の抹茶や、400年の歴史がある波佐見焼のＢ級の器を取り寄せています。名店提供のレシピも多く、東京のフランス料理店「テチュ」考案の「季節野菜とえびカレー」や、パティスリー「コムギとハカリ」考案のスイーツは、有機的な交流によって生まれたコラボメニュー。

ガレットは季節ごとにメニューが替わります。写真は、本場ドイツで金賞を受賞している工房のベーコンを使い、仕上げに削りたてのパルミジャーノ･レジャーノをトッピングした「キタヤツハムのベーコンと信州きのこ」1,200円。じっくり抽出した鶏ガラのフォンに旬の野菜を加えた先付けのポタージュも。

風味豊かなタルト生地と、まろやかな「のらくら農場」のカボチャを用いた「パンプキンタルト」650円。

クレープ「白玉そのぎ抹茶」750円。日本で最も古い茶葉栽培の歴史を誇る長崎県･東彼杵郡東彼杵町の芳醇な抹茶を取り寄せ、白玉にも練り込んでいます。佐久穂町で愛されている「坂本さんのあんこ」は甘さ控えめ。

店主の小坂知美さんをはじめ、明るくバイタリティ豊かなスタッフがもてなしてくれます。

ほどよい苦みのブラジルと穏やかな酸味を持つミャンマーをブレンドし、ハイテクノロジーな焙煎機によって生豆のポテンシャルを引き出しています。注文ごとに豆を挽き、アメリカーノで提供。

常時ガレット3種とクレープ5種がそろいます。また週替わりで、大量のえび殻でダシをとった「季節野菜とえびカレー」か、じっくり炒めた玉ねぎをベースにサワークリームを添えた「ピリ辛サルサライス」が提供されます。

写真左は店主の小坂知美さん。「お子さま連れの方も気軽にお越しください！」

◆メニューの一例◆
ガレット キタヤツハムのベーコンと信州きのこ　1,200円
ガレット 八千穂漁業の信州サーモンとグリーンリーフ　1,450円
クレープ シュガー＆エシレバター　　750円
季節野菜とえびカレー（隔週で提供）　　1,450円
ピリ辛サルサライス（隔週で提供）　　1,300円
パンプキンタルト　　650円

築40年程の民家をリノベーションした店内には、カウンターとテーブル席のほか、会話が弾む大きなテーブル席を用意。インテリアには天然白樺木のペンダントライトなど、佐久穂らしいテイストが散りばめられています。

靴を脱いで遊べるキッズスペースを備え、子どもから大人まで楽しめるクレープを5種類用意するなど、子連れ客への配慮が行き届いています。

2022年6月9日オープン

（こちらの記事は、長野Komachi2022年11月号に掲載されたものです。最新情報をご確認の上、ご利用ください）