地元民も通う、人気の薄皮と具材たっぷりの蒸しおやき屋「門前農館さんやそう」@長野市 善光寺門前
公開日:2022/04/06
長野市・善光寺門前に店を構え、毎朝6時30分から手作りする「おやき」を求めて、観光客はもちろん、地元の方にも支持される人気店「門前農館さんやそう」。
お店で働くのは代表の芳川さんをはじめとする地元の主婦のみなさん。評判のおやきは、地元産の旬野菜などで作る具材を、もちっとした薄皮でたっぷりと包んだ蒸しおやき。強力粉で作る薄皮は、ふくらし粉を一切使用しないので、具材がぎっしり詰まっており、凝縮した素材の旨味を楽しむことができます。
善光寺門前から徒歩数分。中央通り(表参道)沿いに立地。
長野県の郷土食・おやきの種類は様々ありますが、「門前農館さんやそう」のおやきは長野市街地で昔から伝わる薄皮の“蒸し”タイプと“蒸し+焼き”タイプ。どこをかじっても具材を味わえちゃいます。
元々はお米とりんご農家だったという代表の芳川知恵さん。
「粉文化としての伝統を守っていきたい。地元に昔から伝わるおやき食べてもらえるのがうれしいんです。ここでの、たくさんの出会いも生きがいなんです」と笑顔で語ってくださいました。
「子育てをするお母さんたちに安全な野菜を食べてほしい」との思いで、平成7年に当時の農協の女性部で野菜市を立ち上げたことが、「門前農館さんやそう」創業につながったのだそう。
野菜市や漬物クラブなどの活動を重ね、平成14年7月に“おやきを売りたい”と、現在の善光寺門前に「門前農館さんやそう」を創業。念願だった農家で収穫された農作物を使って作るおやきの販売をスタート。当初はおやきを売り歩いたこともあったのだそう。
不動の一番人気の「辛大根」は、お店を創業してまもなく登場しました。輪切りの大根を甘辛味噌と一緒に包んだ珍しいオリジナルおやきです。
◆おやきの種類
おやきはすべて1個160円(149円+税)
「辛大根」「野菜ミックス」「ニラミックス」「野沢菜」「切り干し大根」「ポテト」「かぼちゃ」「あんかぼ」「丸なす」「きざみなす」「あん入りさつまいも」がそろいます。
季節限定の味として取材日は、「ふきみそ」「さくら」が並んでいました。収穫に応じて「のびろ」や、シャキシャキとした食感と香りが良い「みょうが」なども登場。
「辛大根」160円
輪切りの大根を使った珍しいおやきは、茹でた大根で甘辛味噌を挟んだ人気商品。大根と味噌の相性はもちろん、ピリッとした甘辛味噌がもっちりとした薄皮に染み込んで美味しいです。また食べたくなる味わい。
「ふきみそ」160円
4月~5月の春限定のおやきは、地元の農家からフキノトウが届くと店頭に並びます。具材は素材の旨味が凝縮された“ふきみそ”。風味が豊かで、素材をいかした味付けも絶妙です。
「さくら」160円
白あんに桜の葉を刻んで入れた春のおやき。一口食べると桜の香りで満たされる美味しさ!さっぱりとした甘さの白あんが本当にたっぷり入っていますが、さっぱりとした後味。
甘いおやつ系おやきは、こし餡とサツマイモを一緒に包んだ「あん入りさつまいも」と、つぶあんにカットしたカボチャを入れた「あんかぼ」もそろいます。
「ポテト」160円
ジャガイモの味をいかした、シンプルなポテトサラダが入ったおやき。人参などの野菜も入っていますが、優しい甘さがクセになります。大人はもちろん、子どもにもおすすめの味わいです!
画像右は珍しい「煮玉子」。煮玉子がそのまま入っているのだそうですよ。
手前右は、県外の方にも大人気の「野沢菜」160円
おやきのほか、おにぎりやお惣菜も並びます。お惣菜はその日の仕入れに応じて決定。取材日のお惣菜は、レンコンやしめじなどの煮物♪味付けはもちろん、レンコンのシャキシャキ食感も美味しかったです。
何度のリピートしたくなる、子どもにも安心して食べさせたくなる味わいが魅力です。取材中もおやきが次々になくなっていく人気ぶり!
(取材/記事:Web Komachi編集部Y)
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