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感じながら物を選ぶ大切さ。“いいもの”の背景には、必ず作り手の情熱が存在する「夏至 shop&gallery」@長野市

公開日:2022/03/30

「まずは自分で使ってみることを大切にしています。時間をかけて向き合うことで、物の本質を捉えることができると思うんです」。
そう語るオーナーの宮田法子さんが営む『夏至』には、どこか素朴さを感じさせる、美しい生活工芸品がならんでいた。

宮田さんが実際に作り手と言葉を交わし、作品に触れ、その情熱を手渡したいと感じた生活工芸品がそろう。常設展のほか、ノージャンルの企画展を月に一度開催。

「ひとりの人が情熱を持って作ったものを選びたい」という想いの通り、作品には作り手のこだわりが詰まっている。

例えば金属作家・金森正起さんが作る器。ほとんど容器にしか使われないホーローを食卓に上げたいという想いから、工業製品加工の技術を活かし、器に加工。
そのほかにもアルミや鉄といった、家庭ではあまり目にすることのない金属素材の可能性を探求し続けている。
作品の慎ましい見た目とは裏腹に、内に秘められた挑戦心の強さを知ることで、物を長く使うことの大切さを意識できるはずだ。

夏に20周年を迎える夏至。節目となる年に、「初心に戻り、自分にとって何が美しいと思うか0から考えて、皆さんと共有したい」と宮田さん。物を通して作り手の生き様を伝えていく。

陶磁器作家・加藤財さん作「急須 横手」(11,000円)、「ポット 太彫」(17,600円)。注ぎ口から放物線を描いてお湯が注がれる様は、使う人の所作まで美しく感じさせる。

金森正起さん作「五花鉢 ちび」(9,900円)。

手編みのセーターなど、心地いい素材でできた衣服も取り扱う。健康的に育てられた羊やアルパカから採れる毛は、その質も自然と良いものに。


夏至 shop&gallery

●住所
長野県長野市大門町54 2F
●電話
026・237・2367
●営業時間
11時~18時
●定休日
火曜不定休、水曜
●駐車場
なし
●HP
www.geshi.jp/
●備考
企画展のスケジュールはHPを確認


※本記事は雑誌「月刊長野Komachi」(3月25日発売号)の内容を転載したものです

画像・文章の無断転載は固く禁じます。
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。