誰しもが持っている、思い出したら居ても立っても居られない、思わず足が向いてしまう店。その代表ともいえるのが、創業から36年を数える「とら食堂」です。看板メニューは、並々と注がれた自家製ダレにご飯が進むと評判の「焼肉定食」。みゆきポークとタレの旨さに惹きつけられ、何度もリピートしてしまう人が後を絶たないといいます。
焼肉定食と同じく多数の愛好家を抱えるのが「もつ煮」です。「モツは鮮度が命」と朝締めの新鮮なモツを仕入れ、胃、小腸、大腸、直腸の4種類を使用。ニンニク、ショウガ、玉ネギなどをジューサーで液状にし、ラーメンスープでのばして煮ダレに、味付けは味噌がメインで、隠し程度に醤油とみりんを加えます。
弱火で2時間煮込んだモツを急速冷凍し、味を馴染ませ、さらに1日置いて完成という、まさに手間暇と愛情の結晶。ニンニクの力強さとトロトロな食感が本能へと訴えかける名品です。「もつ煮は甘みと酸味のバランスが大事」と、店主の小林さん。材料の分量は毎回小林さんが調整しています。
「もつ煮」の持ち帰りは単品のみ。店内飲食では定食（並1,050円、大盛1,150円 ）と単品（並700円、大盛800円）がオーダー可能です。
自家製ダレが並々と、つゆだくで提供される人気の「焼肉定食」（1,150円、単品850円）。
創業36年の老舗食堂。定食のごはん、味噌汁、キャベツはお代わり自由という太っ腹な計らいも人気の所以です。
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引渡時間 営業時間と同じ
※本記事は月刊長野Komachi2022年3月号「信州 旨いモノ大全」特集の一部を転載したものです
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