行列のできる人気カフェ「yard(ヤード)」居心地のいい北欧テイストの空間で目の前で淹れてくれるコーヒーとまた食べたくなる自家製スイーツを@上田市
11月16日、上田市「信州大学オープンベンチャー・イノベーションセンター」で開かれた記者会見にて、一台のロボットの発売が発表された。
その名も「curara(クララ)」。
アルプス方面の人気アニメ作品の有名な場面のように、歩行を支援してくれるロボットだ。
最大の特徴は、軽量で取り扱いやすいこと。
総重量は約2.7キロと軽く、体への負担が少ない。
着脱も容易で、片足/両足などの変更も可能だ。
curaraの研究・開発は、信州大学繊維学部の教授だった橋本さんが2008年から開始。
その後事業化を目指し「AssistMotion株式会社」を設立した。
大学院で金属材料を学んだ橋本さんは、各地の大学で産業用ロボットなどの研究を重ね、信州大学着任後はより人に寄り添うロボットとしてcuraraの開発に至った。
主な活躍の場面はリハビリなどだが、過去には登山や美術館での貸出を行い、健やかで豊かな暮らしの一助を担うことも展望としているそう。
アルプスを抱く信州で生まれたロボットが、多くの人の歩みを叶えていってほしい。
(編集部・岩島)
curaraを着用した歩行訓練の様子。速度や歩幅など数値は専用スマホに送られ、解析やレポートに利用される。専用スマホのアプリからは、個人ごとにあわせたトレーニング内容の構成が可能
代表の橋本さん(中央)とスタッフのみなさん。現在の総勢は7名で、curaraを一台ずつ制作する
着用する際のベルトの製造の様子。繊維素材と機械の融合は、繊維学部ならではの知見が活かされた得意分野
価格(レンタル)はフルセット(股関節・膝関節用)で67,000円+税/月。介護福祉施設など以外にも、個人での問い合わせもあるそう
AssistMotion株式会社
住所/上田市踏入2・16・24 信州大学オープンベンチャー・イノベーションセンター
電話/0268-75-8124
HP/http://assistmotion.jp/
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