“ヒュッゲ”を大切にした店内で語らずとも繋がる人と人「teltis」@下諏訪町

木目と漆喰が心地よいぬくもり空間のカフェが9月25日にオープン。デンマークの教育機関「フォルケホイスコーレ」で知り合ったふたり。幼い頃から手芸に親しみ、いずれは手芸教室を開きたいとの夢を描いていた唐戸さんが、海外を巡り北海道に戻っていた横山さんに声を掛け、下諏訪の地に開いたカフェと手芸教室の店。なぜ手芸教室とカフェの組み合わせなのかと問うと、「ホイスコーレでは、1日に何度かティータイムがあり、その時の語らいや雰囲気がとても良かったから」と横山さん。日常の小さな幸せや個人を尊重した教育など、デンマークで感じた、“ヒュッゲ”な文化。日本にもこういう場所を作りたいと唐戸さんが横山さんに声を掛け実現しました。

そんな“ヒュッゲ”を大切にした店内は、もとは工場だった建物を地元の職人の手を借りながらリノベートし、和やかな雰囲気に仕上げました。下諏訪町のオーダー家具店「SCALE WORKOUTKS」が手掛けたカウンターが印象的な店内。なぐり加工で仕上げられた桜の木の色味と、立ち上がりに配した銅板のコントラストが美しい。

提供する直前にトースターで温め、カリッとした食感に仕上げる「シナモンロール」(350円)。ネルドリップコーヒーを添えて

シナモンロール以外はテイクアウトもOK。コーヒー豆も購入でき、挽いてもらうこともできます♪

ショウガを洗糖とスパイスで煮詰めたシロップにレモンを加えた「自家製ジンジャーレモン」(600円)はホットorアイスで

注文を受けてから挽くコーヒー豆は、札幌「SATO COFFEE」の豆。やさしい口当たりの桜と、マイルドでコクのある胡桃の2種類。
手作りの焼き菓子とともにいただく、横山さんが丁寧にネイルドリップする薫り高いコーヒー。その隣では手芸教室が開かれ、唐戸さんと生徒の楽しそうな笑い声が聞こえてきます。

刺繍や洋裁、穴の空いた靴下を縫うダーニングなどが体験できる手芸教室。第１･３土曜には子ども刺繍教室もあり、月ごとの予定はSNSで発信しているので要確認。申込みは電話かDMで♪

古材やヴィンテージ風の家具を巧みに組み合わせた趣ある店内

手作りの刺繍の看板。友之町駐車場裏手からは一直線でつながる

刺繍教室で作れる「くるみボタン」と「ヘアーバンド」

「カフェも教室も。居心地の良さを感じていただけるとうれしいです」
店主／唐戸さん(右)、横山さん(左)

◆メニュー◆
Coffee　　　　　　　450円
パウンドケーキ　　 各350円
クッキー　　　　　　 220円～
刺繍教室　　　　　 3,000円(材料費別途)
洋裁教室　　 　　　6,000円(材料費別途)
ダーニング　　　　 2,500円(材料費込み)