シンプルとは逆ベクトル！複雑さを極めた一杯を食す！「中華そば やまさだ」＠小諸市

店主の竹内浩太さんは、宿場町に建つこの古民家で14年前に居酒屋を創業し、その後、数々の人気ラーメン店を展開してきました。「ここは自分の原点。始まりの場所で長く商売を続けたい」と、2021年ラーメン店に業態転換。この建物の古き良き雰囲気と、かつて中華そばの名店で感銘を受けた経験とが重なり、中華そばで勝負しようと決めたといいます。

さまざまなラーメンを手がけてきた竹内さんのこと、独自理論によってネオ要素も満載です。スープは多種の魚介と豚骨で何度も呼び戻しを行ない、自家製麺は加水量を抑える分、長めに茹でて喉越しを出しています。「複雑かつ調和のとれた味を追求した」との言葉通り、奥行きのある味わいです。

煮干しだけで3種類、節も3種類を選りすぐり、味に奥行きを出しています。サバ節ひとつとっても丸節と削り節を使うなど、味が単調にならないよう工夫が凝らされています。

麺は、無添加の自家製麺。低加水で打つ狙いは小麦の香りを引き出すため。

看板メニューの「ワンタン中華（並）」980円
「魚介を増やせば増やすほど、動物系の強さが必要になった」と竹内さん。豚骨スープを土台に魚介ダシを重ねています。

【麺】細縮れ麺（自家製麺）
【タレ】信州産生醤油、信州産甘露醤油、アゴ煮干、昆布
【油】純正ラード
【ダシ】豚骨、煮干、節、鶏ガラ

◆その他のメニュー　一例◆
中華そば———–830円
つけそば———–900円

小上がりもあり、落ち着いてくつろげる店内。信州産ゆでたまごが無料といううれしいサービスもあります♪

風情ある佇まい。2021年3月にオープン。

2021年に長野県にオープンしたラーメン店特集！（順次更新中）