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【レポート】小川村で西山大豆のきな粉をクリームに使った「村ぱぁん」が誕生。村内のガソリンスタンドで売ってます!

公開日:2019-12-10

地域おこし協力隊・河野さんの挑戦
素朴な味わいの「きな粉クリーム」です


藪から棒ですが「地域おこし協力隊」ってご存知ですか?
人口減少や高齢化などが進んだ地域で、地域外の人材を登用し、地域活動に協力してもらいつつ、その定住・定着をはかり、地域の活性化をすすめよう、という総務省の制度です。その活動は農林水産業、環境保全・保護、医療福祉サービス、観光開発、教育支援、地域づくり、伝統文化の保護など多岐にわたり、現在、全国に約5,000人ほどの「地域おこし協力隊員」がいるそうです。

というわけで…。小川村の地域おこし協力隊員・河野孝司さん(山口県出身)から編集部あて電話があったのは、11月のとある日のこと。
「村のガソリンスタンドで、パンを売り始めました」と。
「どゆこと?」と思い、取材に行ってみることにしました。

12月某日
まずは、パンを販売しているというガソリンスタンドへ。のぼり旗を河野さんに持っていただきました。

編:「へそおこし」とか「村ぱぁん」ってなんですか?
河: 小川村には、標高差を無視した平面図において均衡を保てる点、本州のへそ、って言われている場所があるんです。
編:佐久市臼田に日本で一番、海に遠い場所があるのは知ってましたが…。ん?もしかしてこのくだり、観光PRを兼ねてますか?
河:かつてはここに神社が祀られていたとか。隠れた「パワースポット」ですね。
編:つまり「へそ」を使って地域おこしができればってことでしようか?
河:そんなこんなでブランド名は「へそおこし」、商品名は「村ぱぁん」に決まりました。
編:小川村と言えば囲炉裏の「おやき」。それにつづく食文化の提案ですね。

ちなみにこちらの写真、ちょっとわかりづらいですが、その「へそ地点」の写真です。提供は河野さん。地面から棒が出ているだけの写真ではありません。パワースポットの写真です。

陳列棚はこんな感じ。
販売は毎週木曜のお昼ごろから土曜まで。
生産量は週に40個ほど。かなり希少です。
なくなり次第、販売終了となります。

上の段は黄大豆を使用した「村ぱぁん白」200円(税込)。
くしくも取材にうかがったのは木曜の午後2時ごろ。
おっ!2時間でひとつ売れてる!

下の段は黒大豆を使用した「村ぱぁん黒」250円(税込)。
黒大豆の原価が少しかかっているので+50円だそうです。

購入すると、こんな感じの袋に入れてくれます。

うしろはこんな感じ。左上の「村土産」の文字に、なんとなく心があたたまります。


 
 

そもそも、河野さんの当初の構想は「村弁」でした。小川村の地場産品を使ったお弁当の開発。が、それはちょっとハードルが高かったみたい。もう少しチャレンジしやすい現実的なもの、ということで構想を練り直し、小川村や長野市西部地区(旧信州新町・旧中条村)の特産品である「西山大豆」の「きな粉」をクリームに使った「パン」に辿り着きました。「イメージは、これも信州の独自文化、牛乳パンです」とのこと。

商品の開発には、同じ西山地区、旧信州新町にあるパン屋さんが引き受けてくれました。「小川村にはパン屋さんがなかったもので」。

実はこの老舗パン屋さん「牛乳パン」や「頭脳パン」「あんパン」など、現存する「昭和レトロ・パン屋さん」として、知る人ぞ知る老舗の超人気パン屋さんです。


「甘いの甘くないの」からはじまり「きな粉感が足りない」とか「きな粉が強すぎて口の中の水分がもっていかれる」とか、試作の繰り返しには、かなりの試行錯誤があったそう。
「今回使用しているきなこは、さっぱりとしたクセのない素朴な味わいが特徴です」。玉子、砂糖、バタークリーム、マーガリンなどの原材料に比べて主張がないので、きな粉感が前に出てこない。「それがこのきな粉らしいところ、正真正銘、小川村の味だなって、最終的にはそこに着地しました」。

西山大豆の農家さん、きな粉の加工場のみなさん、そして信州新町のパン屋さん、販売に協力してくれたガソリンスタンドさん、河野隊員の地域おこしの思いが繋がって完成したパン「村ぱぁん」。


10月の発売開始から約2カ月。
村内では認知が広がって、リピーターも増えているとこのと。「これからは少しずつ、村の外からも足を運んでくれる人を増やしていきたいですね」。
「地域おこし協力隊」の任期は最長で3年と言われています。河野さんの活動期間はあと1年とちょっと。その中で、あといくつ、小川村の「へそおこし」が開発できるのか?
こちらが河野さんを応援したい気持ちになったのは、河野さんが生まれ故郷でもない信州・小川村を真剣に応援してくれているから、かもしれません。へそおこしの成功、心よりお祈り致します。

~おまけ~
「へそおこし」の第2弾商品を予測してみました。
西山大豆でなにができる?
①味噌 ②醤油 ③豆腐 ④豆乳 ⑤おから ⑥納豆
楽しみに待ちましょう。


へそおこし 村ぱぁん
●販売場所
小川村内ガゾリンスタンド
※のぼり旗が立っているときが販売中
●問い合わせ
電話026-269-2323(小川村地域おこし協力隊)
●協力隊所在
上水内郡小川村高府8800・8
小川村役場総務課総合戦略推進室
●Facebook
https://ja-jp.facebook.com/OgawaVillage/

 


 

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