高級リゾート地の一隅で暖簾を守り続ける老舗「台湾･中華 萬里（ばんり）」＠軽井沢町

飲食店の新陳代謝が激しい軽井沢で、35年前から変わらぬ佇まいと味を守る老舗。繁忙期は、たとえ著名人でも行列覚悟で出かけねばならない人気店です。麺料理のベースとなるのは、先代から製法を受け継いだ鶏ガラスープ。下処理を徹底した鶏ガラを香味野菜と一緒に炊き上げ、淡麗な味わいに仕上げています

元々まかないメニューとして誕生した「ピリ辛ニラそば」（800円＋税）は、新鮮なニラがたっぷり入り、疲労回復･美容効果も期待できます♪ピリ辛の挽き肉とニンニクの効いたスープがヤミツキに！生ニラとニンニク、台湾唐辛子のバランスが絶妙で、多くの別荘客を虜にしています。

くさみが少なくレバー嫌いの人にもおすすめしたい「ニラレバ」（950円＋税）

香ばしい皮の中から、鶏ガラスープでとろみをつけたあんがあふれ出す「春巻き」（4本600円＋税）。夕方には売り切れてしまうことも！

この道30余年の料理人が豪快に鍋をあおって炒める「炒飯」（800円＋税）。米の一粒ひと粒に旨みが行き渡っています　

中国人客をも唸らせた「ニラレバ」をはじめ、炒め物も必食！味の決め手は門外不出の醤油ダレで、「これがないとうちの味は出せないんです」とご主人。上海料理に近いあっさりとした味付けが、日本人に好まれるゆえんでしょう。汁系メニューを除き、各種テイクアウトにも対応しています。

「別荘客や観光客はもちろん、地元の方にも来ていただきたいので、低価格帯で頑張っています」と2代目店主の福田博一さん

軽井沢通り、雲東交差点の近く。オンシーズンは行列ができることもしばしば。

（長野Komachi2021年4月号に掲載）

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