長野県内で6店舗のパチンコ店「ニュートーキョー」を展開する「サンエイ」(本社・長野市)が、長野市内4店舗の立体駐車場の一部を緊急時の避難場所として提供することとなり、店舗のある地域と「地域防災協定」を締結した。
ニュートーキョーでは、以前から店舗に飲料水や携帯毛布、携帯トイレなどを防災品として備蓄しており、2019年には台風19号で被災した地域にそれらの備蓄品を寄付するなど、地域の防災対策に貢献。
高い場所に避難できる立体駐車場を提供することで、浸水被害のおそれがある地域に向け、防災対策をさらに強化した。
協定締結の調印を行ったサンエイの社長と4地区(柳原地区、若穂地区、青木島地区、広田地区)の代表は、避難場所として利用できること知ってもらい、万が一のときは活用してほしいと強調。
駐車場には「緊急避難場所」の看板も掲出され、災害時には活用されていく見通しだ。
株式会社サンエイ 代表取締役社長 安田英哲さん。2019年の台風19号災害の際、店舗の被害の様子を確認しに訪れたところ、ある店舗の駐車場で自主的に避難していた10数台の車を目の当たりにし、驚きと同時に避難場所としての提供を考えたと話す。
協定に調印する各地区の代表。柳原地区住民自治協議会会長の寺田公一さんは、同地区には水害で避難できる高い場所が無く、今回の提供は大変ありがたいと感謝の意を表した。
各店舗の駐車場に掲出される看板。提供される立体駐車場に止められる台数は、4店で数百台におよぶ。
↓「ニュートーキョー」の店舗内に掲出されている防災対策の内容
本社
住所/長野市安茂里1793-1
電話/026-228-6898
HP/http://sanei-nt.co.jp/
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。