権堂地区の買い物難民を救え！生鮮食品からお弁当までそろう『ごん堂秋葉ベース』

今年6月、「イトーヨーカドー 長野店」が42年の歴史に幕を閉じた。同店のあった権堂地区には、昔からその地に住む高齢者や自家用車を持たない人が多く、近隣にスーパーがなくなることへの不安の声が多く挙がっていた。そんな中、買い物難民を救おうと立ち上がったのが、権堂商店街連合会や自治協議会などから結成される「広場再生プロジェクト実行委員会」だ。

店を構える建物にはコンテナハウスを採用し、信州大学工学部の学生が3つのコンテナをつなぐウッドデッキを手掛け、広場の一体感を作り出すなど、多世代がひとつとなり空間を創り上げた。10月31日にオープンを迎え、オープン初日には大勢の人々で賑わった。

イベントも多く、毎週土･日曜に「にぎわいマルシェ」の開催や毎週月･木曜は20年間続く「野菜市」が行われるほか、以前は善光寺で行われていた「びんずる市」も2020年11月から権堂アーケードに場所を変え、毎月第2・4土曜に開催されている。彼らの地域の未来を考えた活動が、これからも権堂商店街の賑わいをつないでいくはずだ。

◆ごん堂秋葉ベース

ごん堂秋葉ベースを支える、広場再生プロジェクト実行委員会の皆さん。広場スペースには、以前イトーヨーカドー長野店の「ポッポ」で使われていたテーブルと椅子が。正面のステージはアーティストなどの発表の場となっている。

◆ごん堂の冷蔵庫

希望出店者の弁当や惣菜を販売する「ごん堂の冷蔵庫」。日替わりで5～10店ほどの安心安全な“食”を提供。毎週水曜は「コストコフェア」も開催中！　

◆ミニとまと食品館

「ミニとまと食品館」では野菜や肉･魚などの生鮮食品が並ぶ。

◆DOGTOWN（ドッグタウン）

ホットドックやバーガー、ドリンクなどの店「DOGTOWN（ドッグタウン）」では、「プレーンドック（550円）」をはじめとする9種類のホットドックやハンバーガー、ドリンクを楽しめる。

※本記事は雑誌「月刊長野Komachi」（12月25日発売号）の内容を転載したものです