業界トップクラスのシェア！信濃町の森の中で作られる「エムケー精工」の洗車機

公開日：2020/12/25

ガソリンスタンドなどにある「洗車機」が信州を代表する製品であることをご存知だろうか。
膨大な洗車機が全国に普及しているが、製造している企業は数社しかなく、そのうちの１社が長野に本社を置く「エムケー精工」だ。
自動車整備機器や交通情報板などの機器を手掛ける同社は、1983年に門型洗車機の製造を開始。
全国に拠点があり、販売台数は業界トップクラスを誇っている。
年間約1,500台が信濃町で製造される洗車機は、精密なブラシ制御で手洗いに近いソフトな洗車を実現している。
またブラシを自在に制御できる技術で洗い残しがほとんどなく、安全に美しく洗浄することが可能という。
洗車性能以外にも、LEDによる情報表示・光彩演出や洗車アプリなど、新たな技術を積極的に取り入れ、業界を牽引している。
長野県内で導入する店舗からは、地元企業ならではの近くて手厚い保守の体制も支持されているとのこと。
「MK」のロゴが入った洗車機を見かけたらぜひ一度試してほしい。
年末に愛車をピカピカにして、新たな気持ちで新年を迎えてみては。
（編集部・岩島）

長野市街地から約30分、国道18号線から入った広大な敷地に構える信濃町工場には、200名ほどの従業員が勤務し、出荷する洗車機を運ぶトラックがひっきりなしに出入りしている。洗車機に携わるだけあり、従業員駐車場の車はどれもピカピカ。千曲市の工場では交通情報板などの製品のほか、農業向けの低温貯蔵庫や一般家庭向けの調理家電なども製造する