4/12(土)4/13(日)松本城近くで『まつもと古市 #110b』開催!全国から古道具・ヴィンテージ雑貨など約35店が集結する蚤の市@長野県松本市
「庭園お食事処信楽」は、松本市特別名勝「百瀬家庭園」で、四季折々に変化する美しい風景を眺めながら、自家米や自家菜園の野菜を中心に、地元食材をふんだんに取り入れた和食が楽しめる食事処。「庭園を後世に残していくためにも、もっとたくさんの人に見てほしい」という、同店のオーナーで百瀬家現当主・百瀬徳子さんの思いから、2024年10月30日に庭園のすぐとなりに食事処をオープンしました。
信州産の食材で作る優しい味わいの御膳

国産豚を2日間煮込んでつくったとろとろの角煮がメインの「角煮御膳」。季節によって変化する小鉢5品と手作りのデザート、ドリンクも付いてボリューム満点です。敷地内の畑で育てた新鮮な野菜や自家米を使用し、できる限り地元産の食材にこだわっているのがポイント。冬には庭で栽培した野沢菜の漬物も小鉢で味わえます。「角煮御膳」以外に「焼魚御膳」「週替り御膳」の計三種類を提供。どれも1,800円です。

御膳に使われる食器は、江戸時代に建てられた敷地内の蔵に収蔵されていた年代もの。華やかな色彩と繊細な絵付けが施された器が、料理の見た目をより一層引き立てています。
松本市文化財の歴史を感じる名庭園
江戸時代中期から末期に作庭されたとされる「百瀬家庭園」は、昭和を代表する作庭家・重森三玲が「傑出した石組みの庭」と評した池泉回遊式庭園。同氏によって1969年に修復され、2014年に市の文化財になりました。

120坪の横長な庭園で、松本付近で採れた立石を巧みに配置した石組みが特徴です。築山が馬の背のように盛り上がっており、左右には枯滝が設置。県外からも多くの庭園ファンが訪れる知る人ぞ知る名所です。

店内はどの席からも庭園を眺められるよう工夫されており、大きな窓から見える景色は、訪れる季節ごとに違った表情を見せてくれます。

利用者は自由に出入りできるウッドデッキ。より間近で庭園の美しさを感じることができます。花が咲く春、緑豊かな夏、紅葉の秋、雪景色の冬と、四季折々の景色を楽しめるのも魅力です。

庭園を管理する百瀬家は、旧平田村の名手を代々務めていました。塩尻市広丘から松本市芳川地区一体を流れる「四ケ堰(しかせぎ)」を開いた百瀬三七を先祖に持ちます。

「皆さんが気軽に集えるくつろぎの場所になってほしい」と話す徳子さん(写真左)。300年近い歴史を持つ庭園の美しい景色を眺めながら、心を込めて作られた料理に舌鼓を打つひとときは、日常を離れた特別な時間になりますよ。
※この記事は長野Komachi2025年3月号に掲載された内容です。最新情報をご確認の上、ご利用ください。
庭園お食事処 信楽(シガラキ)
●住所
長野県松本市平田西1-8-35
●電話
0263-57-2722
●営業時間
11:00~16:00
●定休日
月~水曜
●席数
16席
●駐車場
12台
●備考
カード不可、電子マネー不可
電話での予約や問い合わせは木~日曜の9:00~11:00、14:00~16:00
●SNS
https://www.instagram.com/shigaraki_niwa/
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