アロイ食堂 ［長野市］

二度と同じ味では作れない、一期一会の絶品カレー

日本では手に入りにくいスパイスやハーブは直接タイに出向いて調達、自家の畑でパクチーやゴーヤ、空心菜などの有機栽培にも取り組んでいる、という本場のタイ家庭料理のお店です。カレーはランチタイムでの提供。人気の「グリーンカレー」は月曜の定番、ほかの曜日は日替わりとなります。寒い日には辛さよりも体を温めるものを使うなど、日によって加えるスパイスやハーブを調整。「毎日、使う種類も量も違うので、うちのカレーは二度と同じ味で作れないんですよ」と店主。まさに一期一会の味です。

日替わりカレーの一例「ゲーンパネン」。ショウガやタケノコ、シメジ、パプリカ、チキンなどが入ったハーブたっぷりカレー。じわりと汗が出るような辛さの中に、レモングラスなどハーブのさわやかな風味が感じられます。ハーブを体に吸収されやすいよう細かく砕いてスープに溶け込ませているのがポイント。酢に唐辛子を入れた「プリックナムソム」をかけるのもおすすめです

「プリックナムソム」。カレーにかけると辛さが少しマイルドになります

スパイスの調合に手間を惜しまないのがアロイ食堂の流儀。「石臼とフードプロセッサーでは、味や香りが違う」と、ピッキーヌやレモングラス、タイショウガ、コブミカンなどのスパイスを順に加えて石臼で潰していきます。その後、「薬膳効果のあるスパイスを残さず食べてほしい」という思いから食べやすいようミキサーにかけています

タイの屋台や食堂をイメージした店内