かつて祖父が営業していた麺類食堂を復活させた女性店主が営む「浅間食堂(あさましょくどう)」。祖父の味を再現し、さらに進化させたラーメンはやさしい味わいのスープと自家製手打ち麺が特長です。なつかしさを感じながらも、噛むごとに華やかな小麦の香りが心地よく鼻から抜け、丁寧に作り込まれたスープの味わいへとじんわりと移ろうラーメン。ぜひ試してみて。
自家製手打ち麺と、滋味深きスープ。
合わせ技で起承転結を感じる一杯
店主の阿部 優さんは、幼い頃に食堂で祖父が作っていたラーメンの“スープの香りの記憶”だけを頼りに、周囲の先輩ラーメン店主たちの力を借り、当時のラーメンを再現しました。ただし、阿部さんが再現したのはスープだけ。
麺は先輩ラーメン店主たちと結成した「大だいせん山ファミリー」のルールに則り、鳥取県産の甘みのある大山こむぎを使用して製麺した自家製の手打ち麺が使用されています。毎日手打ちして仕上げるこだわりの自家製麺は、太くコシがありパワフル!噛みしめると小麦の香りが口いっぱいに広がります。
「手打ち中華(しょうゆ)」1,000円
「誰でも食べやすいよう薄味に」という祖父の思いをそのまま再現した醤油スープは、やさしい味わいの中に出汁感が感じることができます。
「手打ち中華(しお)」1,000円
日本酒と塩麹を使うことで、芳醇な香りをまとった、角のないまろやかな塩味のスープに。力強い自家製麺との相性も抜群です。
〈ほかのMENU〉
まぜそば(しょうゆ) 1,000円
まぜそば(しお) 1,000円
チャーシューごはん(小鉢付き) 400円
※長野Komachi2024年11月号に掲載された内容です。最新情報をご確認の上、ご利用ください。
「うま味調味料の使用がスタンダードだった昔のラーメンをあえて、無化調で表現しています。」と店主の阿部優さん。
店頭のホワイトボードには、その日作るメニュー用に仕入れてきた野菜について書かれていますが、そのほとんどが地場野菜。その滋味深くやさしい味わいも相まって、信州の大地の恵みをまるごと食べているかのようなラーメンを楽しむことができます。
2024年5月オープン
※長野Komachi2024年11月号に掲載された内容です。最新情報をご確認の上、ご利用ください
(あさましょくどう)
●住所
長野県小諸市和田862-9
●電話番号
非公開
●営業時間
11時30分~14時
●定休日
月・火曜
●席数
12席
●駐車場
6台
●X
https://x.com/ASAMAsyokudou
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