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【須坂くらたび2024】私たちの大好きな須坂、教えます!

公開日:2024/08/27

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雄大な自然とそれが育む農作物、歴史や文化が息づく須坂に魅了され、そこに暮らす人たち。生まれながらのローカルも移住者も、皆それぞれ“大好きな須坂”があるんです。
地域に根ざす私たちのイチオシ、ぜひ足を運んでみてください!

 

カネ十農園3代目
藤沢 拓也さん

PROFILE

須坂市出身。大学卒業後、会社員を経て2021年秋より就農。2代目農園主の父よりリンゴとブドウ栽培のイロハを学んでいる。体を動かすことが好きで、百々川緑地公園で散歩をすることも。

「須坂の自慢は、ほかの町まで出かけなくても1日しっかり楽しめるところ。たとえば、ゲストをおもてなしするなら、旬であれば観光農園で果物の食べ放題を楽しんだり、最近増えているオシャレなお店でランチをしたり。天気が良ければ午後は米子大瀑布、子どもが一緒なら動物園。夕方になったら汗を流しに温泉へ……。地元の仲間と出かけるなら、カフェでおしゃべりをしたり、百々川緑地公園でバーベキューをするのもいいですね。須坂はいい意味でギュッとしている町なので、自転車で気軽に出かけて回れるところも気に入っています」

 

◎藤沢さんのおすすめスポット「須坂温泉 古城荘」

日帰り入浴もできる温泉宿「古城荘」の一帯が、子どもの頃から大好き。春は駐車場の桜がとてもきれいなんですよ。夏は「サマーランド」のプールや「山の神キャンプ場」でレジャーを楽しんで、温泉で疲れを癒す。秋は周辺の山々が色づくので紅葉が楽しめますし、冬はちょっと熱めの温泉が最高に気持ちいい!どの季節に行っても楽しめます。

 

須坂温泉 古城荘(コジョウソウ)

住:長野県須坂市日滝5414
TEL:026-245-1460
営:日帰り入浴:6:00~22:00(最終入館)、ランチ:11:00~14:00
休:第4水曜
¥:日帰り入浴 中学生以上600円、小学生以上300円、幼児無料
P: 70台
公式HP:https://kojousou.co.jp

 

ゲストハウス蔵・一棟貸宿白藤オーナー
山上 万里奈さん

PROFILE

須坂市出身。日本語教師や仲居の経験を生かし、2012年に「ゲストハウス蔵」、2021年に国の有形文化財である建物を改修した宿「一棟貸宿白藤」を開業。国内外のゲストをもてなしている。

「観光地というよりは、生活にメルトできるところが須坂の魅力だと感じています。地元の人が大切にしてきたもの、愛してきたものをかいつまめる町。ゲストにおいしい物を尋ねられたら、長く親しまれている和菓子やおやきをお勧めすることが多いのですが、皆さんとても喜んでくれますね。須坂の人って優しいんですよ。居酒屋に行っても、ご飯を食べに行っても、おもてなしが商業的でなく、愛があるんですよね。町の人同士がつながっているので、どこを訪ねても安心して楽しんでいただけます」

 

◎山上さんのおすすめスポット「百々川緑地公園」

百々川の河川敷は夕日がとてもきれい。宿から歩いて「臥竜公園」に行き、そこから百々川を目指すとちょうどいい散歩コースになるので、海外からのゲストには特にお勧めしています。須坂市の花火大会もこの河川敷で行われているのですが、緑地公園の芝生は、ゴロリと寝転びながら真上に上がる花火を楽しめる特等席。人でギュウギュウの都会の花火大会では考えられませんよね。毎年ゲストと一緒に花火鑑賞を楽しんでいます。

 

百々川緑地公園(ドドガワリョクチコウエン)

住:長野県須坂市臥竜ほか
TEL:026-245-1770(臥竜公園管理事務所)
P: 600台

 

ペンションケルン代表
小布施 みづきさん

PROFILE

峰の原高原出身。20代で家業であるペンションを継ぎ、二代目オーナーとなる。現在、約40軒のペンションオーナーが主となり構成される「峰の原高原観光協会」にて史上最年少の協会長に就任。

「手前味噌かもしれませんが、やっぱり自分が生まれ育った峰の原高原が好き。アウトドアアクティビティが盛んなエリアのようにすごい山深いわけでもなく、程よく自然があふれているので、“頑張らない、ちょうどいい”自然を満喫できます。また、峰の原といえば県内最大級のペンションヴィレッジ。日本各地でペンションが減少しているなか、開村50周年を迎え、峰の原のペンションヴィレッジはとっても元気。ペンションは、ホテルや旅館に比べてホストとゲストの距離が近いから、ペンションオーナーが交流のハブとなり、ゲスト同士が仲良くなるというシチュエーションもたくさんあり、人の温かさを感じる滞在ができるのもこの場所の魅力ですね」

 

◎小布施さんのおすすめスポット「こもれびテラス」

私の須坂のおすすめスポットは「こもれびホール」周辺。展望デッキから早朝に長野市街地を見下ろすと、朝日があたって街全体がキラキラして見えるんですよ。地元の有志で結成した山野草保護団体が維持活動を行っている山野草もとても美しく咲き競い、その景観は「未来に残したい草原の里100選」にも選出されているほどなんです。

 

こもれびテラス

住:長野県須坂市仁礼峰の原3153-756
TEL:090-4949-3080(峰の原高原観光協会)
P:25台
公式HP:https://minenohara-tourism.com

 

田中本家 十二代当主
田中 宏和さん

PROFILE

長野県飯島町出身。大手しょうゆメーカー勤務を経て、田中家の第12代当主となる。継承後は食品営業の経験を生かし、運営する田中本家博物館を中心に、須坂市の歴史文化の発信に尽力。

「自然の豊かさやフルーツももちろん須坂の魅力ではあると思うけれど、私はこの街に残る歴史文化に目を向けてみてほしいと思います。田中本家、旧小田切家住宅、旧牧家(須坂クラシック美術館)など、江戸の時代に栄えた豪商の豪壮華麗な館が並び、蔵の町並みがこれほど現存している地域は、なかなかない。それと同時にこの街が歩んできた歴史を紐解いていくのが非常に面白い。例えば新紙幣の肖像画で一躍有名になった渋沢栄一と親交が深かった須坂の製糸王・越寿三郎や、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜に武士としての義を問い、自らが手本となり自刃して果てたという壮絶なストーリーを持つ須坂藩13代藩主・堀直虎公など、彼らが須坂の地でどのように生き、須坂の発展にどのように貢献してきたか。歴史的に価値のある品々が建造物同様、非常に良い保存状態で残っているので、当時の目線のまま、感じ取ることができるんじゃないでしょうか」

 

◎田中さんのおすすめスポット「大岩山 普願寺」

田中本家博物館の横にある普願寺を中心とした5ケ寺の寺町は、小京都の雰囲気があります。ちなみに普願寺の本堂は善光寺の本堂と同じ大きさなんです。その大きさを直接見て感じていただきたいです。特に、桜の時期の寺町は最高に美しいのでおすすめですよ。

 

大岩山 普願寺(オオイワサン フガンジ)

住:長野県須坂市小山南原町353
TEL:026-245-0305
公式HP:https://www.fuganji.com

  

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