百々川緑地公園は川を挟んで北エリアと南エリアに分かれます。
今回はそれぞれの魅力や楽しみ方を紹介します。
百々川エリアMAP
臥竜公園を中心に広がる須坂市民の憩いの場所「北エリア」
百々川の北側に広がるのは、「日本さくら名所100選」に選ばれている「臥竜公園」。敷地には160本の桜が植えられていて、春になると一面がピンクに染まる。
ここの名物といえば、真っ黒おでん。「池乃清泉亭」はその元祖で、公園の工事が始まった昭和5年から、ずっとここでおでんを売っている。当初は、工事中に吸い込んだ砂ぼこりを体外に排出するための「砂払い」として、こんにゃくのおでんが売られていたのだそう。真っ黒な色の秘密は地元蔵の醤油で、日高昆布と煮干しでとった出汁を毎日合わせ、90年以上、継ぎ足し、継ぎ足しで使っている。50年ほど前から卵やちくわ、さつま揚げが加わり、いつしか公園の名物に。今では園内各所で黒いおでんが楽しめるようになった。
50種250点が展示されている隣接の「須坂市動物園」は、動物との距離が近いことでも有名。間近に迫る動物の姿に、大人もきっと童心に返ってしまうことでしょう。
住:長野県須坂市臥竜2-5-13
TEL:026-245-1770(臥竜公園管理事務所)
営:終日開放(貸しボートは土・日曜の10時~16時)
¥:無料(ペダルボート 1時間830円、手漕ぎボード 1時間410円)
P:600台
須坂市動物園
住:長野県須坂市臥竜2-4-8(臥竜公園内)
TEL:026-245-1770(臥竜公園管理事務所)
営:9時~16時45分(券売は16時まで)
休:月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~31日
¥:一般200円、小中学生70円、未就学児無料
P:臥竜公園Pを利用
池乃清泉亭
住:長野県須坂市臥竜2-5-9(臥竜公園内)
TEL:026-245-1313
営:10時~17時
休:月曜(祝日の場合は翌日)
P:臥竜公園Pを利用
須坂市立博物館
住:長野県須坂市臥竜2-4-1(臥竜公園内)
TEL:026-245-0407
営:9時~17時
休:月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~31日
¥:一般100円、高校生以下無料
P:臥竜公園Pを利用
自然や緑に囲まれた環境でアートやグルメを楽しむ「南エリア」
南側は緑あふれるエリア。近くにある「須坂アートパーク」は「世界の民俗人形博物館」「須坂版画美術館」「歴史的建物園」の3施設の総称で、芸術や文化にふれ合える。
世界の民俗人形博物館の見どころは、全国から寄せられた雛人形約1,000体が並ぶ三十段飾り。高さ6mにも及ぶ迫力の展示で、同館早春の風物詩となっている。メインの収蔵物は、元文化服装学院名誉学院長・小池千枝氏が寄した民俗人形のコレクション。デザインや色彩を学ぶために収集した物で、人形を通じて各国の気候や生活、ファッションを知ることができる。
敷地内には、春分の日と秋分の日にリングの影がハートを結ぶモニュメントがあり、「恋人の聖地」に認定されているので、大切な人と訪れたい。
近くの農園カフェ「ル・パニエ」では、バスケット入りのランチや自家製ドリンクを持って、ガーデン内でピクニック気分を味わうことも。ハーブやスパイスを多用した大人味のドリンクが、心をそっとほぐしてくれる。
住:長野県須坂市野辺1367-1
TEL:026-245-2340(世界の民俗人形博物館)
P:30台
CAFÉ LE PANIER(カフェルパニエ)
住:長野県須坂市野辺581-1(ガーデンソイル内)
TEL:026-214-3837
営:10時~16時
休:日〜火曜
P:20台
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