11/16(土)~11/24(日)『奈川在来そばまつり』「天昇のそば」と称される奈川在来そばを楽しんで!期間中は郷土料理一品サービスも@長野県松本市
「Pasco(パスコ)」でお馴染み、敷島製パンのグループ会社が長野県松本市にあるって知っていますか?「レーズンブレッド」や「くるみブレッド」などのヒット商品を製造するだけでなく、信州のご当地グルメ「牛乳パン」を同グループで唯一手がけているのが松本市の「信州シキシマ」です。
「信州シキシマ」で製造されるパンと焼き菓子の中でも売れ筋No.1なのが「牛乳パン」。牛乳パンのおいしさの秘密、数ある限定フレーバーのこと、製造商品や工場の歴史についてなど、気になるあれこれをインタビュー!
※長野Komachi2024年7月号「パン特集」に掲載されたものです
「牛乳パン」の定番は、信州産牛乳クリームを挟んだプレーンと、カフェオレテイストのコーヒーの2種類。加えて2カ月に一度、期間限定の牛乳パンも登場しており、これまでに展開した限定フレーバーはなんと30~40種類にものぼるというから驚きです。
2024年6月には、さわやかな香りが初夏にぴったりな「瀬戸内レモン」(6~7月限定販売)味がお目見え。牛乳や甘くないアイスティーとぜひ味わってみたい逸品。その後も信州産ブドウを使ったフレーバーを開発中というから楽しみです。
レトロな牛のイラストが目印のこの牛乳パン。長野県内にとどまらず、北海道や九州など一部を除く全国エリアで販売中。「信州のご当地パンが全国で愛されているなんて!」なんだかちょっと自慢したくなります。
◆信州シキシマの牛乳パン
こうやって作られています!
信州産の牛乳を加えた生地を棒状に伸ばし、天板にならべてオーブンへ→ふんわり山型になったパンが焼き上がります。この形状が手でちぎりやすいポイント。
水平スライサーで生地を半分にスライスし、下の生地一面に牛乳クリームを塗ります。→先ほどスライスした上の生地を重ね合わせ、クリームをサンド。サイドの耳を切り落とします。
縦にカットしたら、牛乳パンのできあがり!ひとつずつ包装し、箱に詰めて発送されます。
◆信州シキシマの気になること。
教えてもらいました!
Q1.信州シキシマっていつからある会社なの?
「創業は1984年11月。この秋で40周年を迎えます。ちなみに、はっきりした時期は不明なのですが、創業間もない頃から牛乳パンも作られていたようです。コーヒー味も30年ほど前からと聞いているので、ロングセラー商品といえますね」(管理部総務課課長・島村勲さん)
Q2.工場の大きさはどれくらい?
「敷地面積は8,250㎡。建物は3階建てで、延床面積9,618㎡。国際大会が行われるサッカーフィールドと同じくらいの大きさです。ここで毎日170人ほどのスタッフが働いています」(島村さん)
写真提供/株式会社青島設計
Q3.日々、どれくらいのパンを製造しているの?
「人気の牛乳パン各種に加え、レーズンブレッド、くるみブレッド、低糖質食パン、厚ぎりバウムなど、全部で15種類ほどのパンや焼き菓子を作っています。食パンなら1日に3万3,000斤、菓子パンは1日に4万8,000個製造することができます」(製造部製造課課長・宮澤信幸さん)
Q4.信州シキシマで作ったパンはどこに流通しているの?
「製造したパンやバウムクーヘンは、北海道を除く全国で販売されています。牛乳パンも、北海道と東北の一部、九州を除く全国各地に流通しているので、地方のスーパーなどで見かけたことがあるという人もいるかもしれませんね」(製造部生産管理課課長・鹿川吉宏さん)
Q5.これまで人気だった牛乳パンを教えて!
「クラウンメロンと信州シャインマスカッㇳがツートップですね。続いて、いちご、和栗、高地栽培バナナなどが人気を博しました。ブドウやブルーベリー、アンズ、リンゴなど、信州で採れる農産物も積極的に使うよう意識しています」(製品開発課係長・大蔵裕司さん)
Q6.期間限定の牛乳パンは誰が開発している?
「開発担当部署のメンバーひとりが季節感を考慮して開発しています。2 ~3案試作したものを、親会社の営業部員数人を交えて試食。食感や味の濃度、バランスなどをブラッシュアップして承認されるという流れです。春はお茶系、夏は果物、秋は栗や芋系などが多いですが、まったく同じものはなく、毎年変えているんですよ」(大蔵さん)
◆ほかにもあります。
信州シキシマの商品ラインナップ♪
●住所 長野県松本市笹賀5670-2
●電話 0263-26-2939
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。