4/27(土)オープン！旅するシェフとして有名な吉田友則氏がプロデュースするレストラン「とうみ食堂」田中駅から徒歩1分、東御の食の魅力を発信する交流拠点＠長野県東御市

長野県東御市に、旅するシェフとして知られる吉田友則さんがオフィシャルシェフを務めるレストラン「とうみ食堂」が、2024年4月27日(土)にオープン！

場所は、しなの鉄道田中駅から徒歩1分の温泉健康複合施設「ゆうふるtanaka」に隣接。レストランは入浴や入館料なしで利用できるため、温浴施設を利用せず食事だけでも楽しむことができます。

もともと温浴施設内にあったお食事処がリニューアルオープンという形になる同店。新たなメニューの開発・監修を吉田さんが担当し、季節に合わせて東御の個性ある食材を使った料理を提供します。

「まずは地元の方に大切にされる場所を目指したい。自分たちの暮らすまち『おらがまち』に美味しいものがある、いい食材があるということを知ってもらって、味わってもらって、外に発信してもらうことで料理が完成すると思っています」と吉田さん。

「とうみ食堂」オフィシャルシェフ　吉田友則さん
1970年、神奈川県横須賀生まれ。
横浜にある製菓製パンの専門学校で勉強し、その後料理の世界に入る。
長野県八ヶ岳の井出忠利氏に師事。井出氏の素材を大事にした一皿に出会い、ジャンルに囚われない季節感を大事にした料理を目指すべく海外に渡る。
帰国後、イタリアン、フレンチ、洋食屋などで経験を積み、現在シェフとして口福感の残る料理を提供すべく、「旅するシェフ」として独自の活動を展開している。
1996年には創作スープ部門で農林水産大臣賞を受賞。

グランドオープンに先がけて、4/22(月)に行われた試食会に潜入。

試食会では吉田さんが考案した６つのメニューが並びました。グランドオープン後は、順次メニューが入れ替わる予定で、いずれか3種類ほどが楽しめるそう。

「アグロノームの野菜を美味しく食べるガレット」
そば粉を使った生地に、有機肥料を使って栽培したアグロノームの野菜をたっぷりのせて味わう彩り華やかなガレット。先に何もつけずに野菜だけで食べてみましたが、味と香りの濃さにびっくり！野菜本来の味をはっきりと感じられて、くるみダレのソースをかければ味の変化も楽しむことができます。

「信州黄金シャモ蕎麦」
蕎麦の上に盛り付けられているのは、東御市御牧原で育った長野県オリジナル地鶏「信州黄金シャモ」の胸肉。シャモと聞いて歯ごたえのあるイメージを持っていましたが、低温調理で仕上げた胸肉はしっとりと柔らかく、噛むほどに肉の甘みがじゅわっと広がります。蕎麦つゆにも信州黄金シャモの鶏ガラを使用しており、黄金シャモを丸ごと楽しめる一品です。

「信州プレミアムボロネーゼ」
テーブルに置かれた瞬間、トマトソースの芳醇な香りが食欲をそそります。トマトソースには、小田切牧場で育った信州プレミアム牛を贅沢に使用。粗く挽いて食感をのこした牛肉と、モチモチしたフェットチーネパスタが口のなかで調和して食べごたえも抜群です。

「とうみ食堂オリジナル 小田切牧場の信州プレミアムハンバーグ」
信州浅間山麓の標高1,150mの小田切牧場で育った、信州プレミアム牛を使ったハンバーグ。信州プレミアム牛はオレイン酸を豊富に含んでおり、脂肪が滑らかで口溶けが良く、風味に優れていることが特徴だそう。ビーフ100%のハンバーグは柔らかく、お肉感もしっかりと楽しめます。

「とうみの陽だまりスープカレー」
信州黄金シャモの旨みを凝縮したスープをベースに、八重原産こうじいらず大豆を100%使用した「八重原味噌」でコクを加えたカレー。豆乳を使うことでまろやかに仕上げています。出汁をとったあとの「だしがら」は、ミキサーにかけてペースト状にしてスープに使用しているそう。余すところなく信州黄金シャモの旨味を楽しめる一杯です。スパイスの香りと味噌の風味が絶妙なバランスで、ゴロゴロ入った野菜の美味しさを引き立てていました！

「季節のブレンドジェラート」
昔ながらの土耕栽培にこだわって作った田口さんちのいちごを添えたブレンドジェラート。ジェラートはいちごの甘さが濃厚ながら、後味はさっぱり！下のミルクアイスといっしょに食べるとまろやかになって、スプーンが止まりません。ジェラートのフレーバーは季節ごとに変化するそう。湯上がりのデザートとして食べるのもいいですね♪

街の人はもちろん、街を訪れる人たちが東御の食材を楽しみ、味わう拠点となる場所に生まれ変わった「とうみ食堂」。今後、テイクアウトメニューなどの展開も考えているそうです。

しなの鉄道田中駅から徒歩1分、上信越道東部湯の丸ICからは車で約10分。街歩きや温泉の利用とあわせて立ち寄る食事処としてもおすすめ。ぜひ気軽に立ち寄ってみて。

〈text：渡邉〉