南北に長い長野県は地域によって気候や土地が変わるため、各地でそれぞれ華やかに彩る桜を楽しむことができます。何千本もの桜が咲き誇る公園や里山、薄紅色の花びらがやさしく揺れる並木道など、長野県の桜をもっと知って、めいっぱい楽しんでみませんか。
3月下旬から5月頭までの期間で見頃を迎えるお花見スポットやライトアップ情報をご紹介します!
北信エリア
◆城山公園〈長野市〉
長野市街地からほど近い場所にある城山公園は、週末になると家族連れで賑わう人気エリア。善光寺から公園にかけて見事な桜並木が続き、長野市民にとって花見のシーンには欠かせないスポットです。
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:約470本
◆松代城跡〈長野市〉
川中島合戦の際、武田信玄が北信濃の最前線基地として軍師・山本勘助に命じて築城させたといわれるお城。春には城跡の石垣を囲むように植えられた桜と城内に点在する桜が、古城を美しく彩ります。
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:約100本
◆臥竜公園〈須坂市〉
自然・さくらの名所・名松の名所100選に選ばれている自然豊かな公園。竜ケ池では手漕ぎ・ペダルボート遊びや鯉の餌やりなどが楽しむことができます。周辺には茶店などもあり、桜のシーズンは多くの人で賑わいます。
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:約600本
◆戸倉宿キティパーク〈千曲市〉
昔、天狗が修業した場所との言い伝えがあり、高さ約8mの「千曲天狗」まで登ると、千曲川と戸倉上山田温泉を望む絶景が広がります。芝生広場やアスレチック施設などがあるので、ファミリーでのおでかけにもおすすめですよ!
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:約500本
◆川中島古戦場史跡公園〈長野市〉
武田信玄と上杉謙信が戦いを繰り広げた合戦の地。現在は緑豊かな公園で、広い芝生広場を囲むように約100本の桜が咲き誇り、市民の憩いの場となっています。敷地内には遊具をはじめ、プラネタリウムを備えた長野市立博物館なども。
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:約100本
◆東山公園〈中野市〉
古くから桜の名所として親しまれている公園。石段の参道では桜トンネルを、頂からは桜越しに見る中野市街と北信五岳の眺望を楽しめます。東山公園一帯には鴨ヶ嶽城跡などの史跡や名刹が多く点在するので、散策スポットとしてもおすすめです。
◆見頃:4月中旬~4月下旬
◆桜の本数:約500本
◆飯山城址公園〈飯山市〉
上杉謙信が築城した飯山城址は北信濃随一の桜の名所。約400本のソメイヨシノが城山全体を淡桃色に覆い尽くします。力強く咲くソメイヨシノと、近くを静かに流れる千曲川との対比も魅力的。
◆見頃:4月中旬~5月上旬
◆桜の本数:約400本
◆千曲川河川公園〈小布施町〉
約4㎞にわたって600本の八重桜が咲き乱れる千曲川河川公園(千曲川ふれあい公園)は、例年GW中が見頃。ソメイヨシノが開花した後、八重桜「一葉」が見ごろを迎えるので、長期間桜を楽しめるスポットです。
◆見頃:4月下旬~5月上旬
◆桜の本数:約600本
中信エリア
◆信州スカイパーク〈松本市〉
広大な敷地内にスポーツ競技場やピクニック広場、遊具などが点在し、多くの家族連れが訪れている公園です。芝生が敷かれた「ピクニック広場」や「花のプロムナードゾーン」は桜のお花見スポットとしても人気です。
◆見頃:4月初旬~4月中旬
◆桜の本数:約1,000本
◆国宝松本城〈松本市〉
松本城は、現存する五重六階天守としては日本最古で、国宝にも指定されています。春には、松本城本丸庭園と城を囲む松本城公園・内堀・外堀・総堀に約300本の桜が咲きます。五重六階の天守とシダレザクラのコラボレーションを楽しんで。
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:約300本
◆龍門渕公園〈安曇野市〉
龍門渕公園は明科を流れる犀川に隣接した公園。園内には親水エリアがあり、カヌーが盛んに行われるなど、水を活かした公園です。隣接するあやめ公園では、毎年6月頃に約3万株の花菖蒲が見頃を迎えます。
◆見頃:4月上旬~4月中旬
南信エリア
◆藤巻川周辺の桜並木〈飯島町〉
のどかな田舎景色を美しく彩る藤川沿いの桜並木は、知る人ぞ知る桜スポット。遠くには千畳敷や宝剣岳などアルプスの山々が望め、信州の自然の美しさを再認識させてくれます。
◆見頃:3月下旬~4月上旬
◆桜の本数:約100本
◆高遠城址公園〈伊那市〉
毎年桜の見頃期間になると、長野県の天然記念物に指定された固有種「タカトオコヒガンザクラ」が約1,500本咲き乱れる高遠城址公園。その絶景は日本さくらの会の「さくら名所百選」にも選ばれているほどです。
◆見頃:3月末~4月上旬
◆桜の本数:約1,500本
◆荒神山スポーツ公園〈辰野町〉
高遠城跡を整備した高台に立つ公園。日本三大桜の名所として、また「天下第一の桜」と称される全国屈指の花見スポットです。ライトアップされる夜桜も情緒たっぷりで、桜雲橋のかかるお堀の水面に映る桜はなんとも神秘的。
◆見頃:4月上旬~4月下旬
◆桜の本数:約800本
◆伊那公園〈伊那市〉
伊那市街地から天竜川を挟んだ市街地東方の段丘にある桜の名所。園内にはデゴイチ(D-51機関車)が展示され、ローラー滑り台などがある児童公園も併設されているので、家族で楽しめる人気の公園です。
◆見頃:3月下旬~4月中旬
◆桜の本数:約300本
◆慈福院のしだれ桜〈飯島町〉
伊那市街地から天竜川を挟んだ市街地東方の段丘にある桜の名所。園内にはデゴイチ(D-51機関車)が展示され、ローラー滑り台などがある児童公園も併設されているので、家族で楽しめる人気の公園です。
◆見頃:4月上旬
◆桜の本数:2本
◆大西公園〈大鹿村〉
ソメイヨシノをはじめ、シダレザクラやカンザンなど約130種3,000本もの桜が大西大地を覆い尽くします。公園を見下ろす高台に登り、南アルプスの主峰、残雪の赤石岳を背景に望む桜は見事の一言!
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:3,000本
◆千人塚公園〈飯島町〉
南駒ヶ岳を背に佇む景勝の地「千人塚公園」は、中央アルプスの麓、標高830メートルにあるので、伊那路では最も遅く桜が咲く場所として知られています。ソメイヨシノやサトザクラなどの千本桜が城ヶ池の湖面に映り、美しい景観を生み出します。
◆見頃:4月上旬
◆桜の本数:約700本
◆光前寺〈駒ヶ根市〉
名園で知られる長野県屈指の大寺。境内に約70本のしだれ桜があり、仁王門や鐘楼を背景に桜の花が咲き誇ります。美しく神秘的な光を放つ「光苔」の自生地としても有名で、庭園は国の名勝に指定されています。
◆見頃:4月中旬~4月下旬
◆桜の本数:約700本
◆与田切公園〈飯島町〉
公園入り口から園内に続く約200メートルに渡ってできる「桜の回廊」が見事!舞い落ちる花びらが歩道を埋め尽くします。ソメイヨシノのあとには八重桜が咲くので長い期間花見を楽しむことができます。
◆見頃:4月上旬~5月上旬
◆桜の本数:約300本
◆春日公園〈伊那市〉
南アルプスや中央アルプスを背景に、家族連れでゆったりお花見を楽しめる公園。日没後はライトアップが実施され、幻想的な光景が繰り広げられます。満開の桜の下に広がる伊那の街、遠く白雪に輝く南アルプスは格別の眺めです。
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:約200本
東信エリア
◆上田城跡公園〈上田市〉
戦国時代、勇名を馳せた真田昌幸・幸村親子ゆかりの城。歴戦の名城跡を埋め尽くすように、約1,000本もの桜が咲き誇ります。夜は、ライトアップで、幽玄な世界が出現。日本夜景遺産に認定されている幻想的な景色を楽しめます。
◆見頃:3月下旬~4月上旬
◆桜の本数:約1,000本
◆小諸城址懐古園〈小諸市〉
文豪・島崎藤村の千曲川旅情の歌「小諸なる古城のほとり」でも知られる信州の名園。日本百名城、日本さくら名所100選に認定されています。ソメイヨシノやヒガンザクラ、種類豊富な桜を楽しむことができます。
◆見頃:4月上旬~4月中旬
◆桜の本数:約1,000本
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