ドーナツ専門店「OTTO donuts hakuba（オットドーナツはくば）」石臼挽きした長野県産小麦のおいしさを感じるオールドファッション＠長野県 白馬村

「ドーナツは、子どもから年配の人まで、みんなが知っている親しみあるスイーツ。野菜や果物など、さまざまなフレーバーが試せるのもおもしろいです」。
そう語るのは、白馬村にドーナツ店を構える「OTTO donuts hakuba（オットドーナツはくば）」オーナーの楢橋さん。熊本県でイタリア料理店を夫婦で営んでいましたが、震災を機に長野県へ移住。軽井沢、白馬村の宿泊施設などを経て、2年ほど前に念願だったドーナツ専門店を白馬村にオープンさせました。

オールドファッションに特化したのは、「シンプルなので飽きずに食べてもらえる」と思ったから。さまざまな野菜が採れる白馬村だからこそ、使う素材はできるだけ地産地消を心掛けています。小麦も白馬村産のものがようやく手に入るようになったのだそう。

素材そのものの味を感じてほしいので、余計なものは加えずシンプル製法。「ほうれん草やさつま芋などの素材もできるだけ自分たちの手で作っています」と楢橋さん。
店頭には定番から季節ものまで9種類がラインナップ（1個230円～）。りんごや七味唐辛子使用など信州らしいフレーバーも。

ドーナツに使う小麦は、白馬村産と安曇野産をブレンドし、その日使う分だけを石臼で挽いています。挽いてすぐ生地にすることで小麦の香りと風味が残る味わいになるのだそう。

ドーナツは、箱入りにも対応しているので、手みやげにもぴったりです。8種1,900円

ドリンクのほかに、冬限定の温かいスープも。写真は「さつま芋」400円

取材した日の天気は雪。そんな中でも楢橋さん夫婦が作る“自然の味”を求めて多くの人が訪れていました。

（こちらの記事は、長野Komachi2024年3月号「おやつ特集」に掲載されたものです。最新情報をご確認の上、ご利用ください）