子ども連れでの旅行に！軽井沢唯一のファミリー専用宿は新生児も大歓迎◎「軽井沢ストーンペンション＆コテージ」＠長野県軽井沢町

美術館･博物館などの芸術文化施設やスポーツ施設、「軽井沢発地市庭」などのグルメスポットが点在する塩沢エリア。ゆったりとした休日を楽しむ人々が行き交う同エリアの一角に佇む、可愛らしい洋風の建物が目印の「軽井沢ストーンペンション＆コテージ」は、軽井沢で唯一の、「子ども連れのファミリー」のみが泊まれるファミリー専用宿。

大人のみの宿泊やペットは基本的にお断りとし、子どもとお母さんお父さんが楽しく安全に過ごせることを第一に考えた設備が充実。過去にはなんと生後1カ月の新生児が泊まったこともあるのだとか。
「子どもがいるし旅行は難しいかな…」と諦めかけていた方も、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

《Index》
▶オーナーの外崎さんご一家
▶大きなキッズルームを備え、ファミリー同士の交流も生まれやすい「本館」
▶ちょうどいいサイズ感が◎家族水入らずでくつろげる「新館」
▶生活するように滞在できる「コテージ」

軽井沢では唯一だという、ファミリー専用に特化した同施設を営むのは外崎さんご一家。
現在はオーナーご夫妻と息子さんの3人で、予約対応から清掃、接客までを一貫して担当しています。
現在本館と新館、コテージと建物が3つに分かれている同施設。一番歴史のある本館はオープンして45年を迎えます。
軽井沢の地で長く宿泊施設を運営するなかで、ファミリー専用に特化するきっかけとなったのは、外崎さん夫妻が子育てを経験したこと。
息子さんやご兄弟がまだ小さかった頃、一緒に旅行をしたところ宿に欲しい設備が全然なく苦労したり、周りに気を遣って思うように楽しめなかったりした実体験が原点になっています。
「お子さんはもちろん、一緒に旅行するお母さんお父さんも安心して楽しんでもらえる宿をつくろう」と一念発起。1994年のシーズン前にファミリー専用にシフトチェンジをしたそうです。
以来、家族経営だからこそできる細やかな気遣いや、お客様から出た不満をすぐに解消する柔軟さで、多くの家族をあたたかく受け入れてきました。
もちろん3人とも子どもは大好き。子育ての先輩としても頼りがいがあります。

そんなご家族が30年かけて、細かな改装を繰り返しながら作り上げた、「そんなところまで？！」と驚いてしまうくらいに細かく配慮された設備をご紹介していきます！

本館

1Fに食堂とキッズルーム、共用のお風呂を備え、2Fに6～12畳の部屋がならぶ本館。

入ってすぐのところにカラフルな靴箱があり、キッズルームの入口とフロントが。
子どもが喜びそうなキャラクターグッズがならんでいたり、壁紙もかわいい柄のもので統一してあったりと、楽しい気持ちにさせてくれます。

キッズルームの中はこんな感じ。絵本もおもちゃも大充実。電子ピアノは大人が夢中になっていることもあるのだとか（笑）。
「好きなだけ散らかしてくれて大丈夫ですよ」と奥さん。
たしかに、片付けの心配をしなくてもいいのはとってもありがたい！

また子どもに大好評なのがこちらのコーナー。いろんなプリンセスのドレスの中から選び放題、着放題。ドレスを着たままずっと遊んでいる子どももいるそう。

ヒーターに子どもが間違って触れてしまわないようにベビーフェンスが。安全に対する配慮もうれしいですね。

そして、キッズルームと隣り合って食堂があります。
可動式の扉で仕切ることもできるので、
食事の最初の方は扉を締め切めた状態で食事をし、子どもが食べ終わって飽きてきたら扉を開けてキッズルームを開放し、子どもが遊んでいるところを見ながら大人はゆっくりと食事を楽しむ、という使い方などいかがでしょうか。
「初対面の子ども同士で遊び始めたり、お母さん同士の交流が生まれたり、なんて光景もよく見かけますよ。」とオーナーの外崎さん。

また、食堂は普通の椅子だけでなく、さまざまな年齢の子どもに合わせた椅子も用意されていたり、取り皿やコップを自由に使って良かったり、ここにもうれしいポイントがたくさん。

さて、食堂を出ると、1Fにはさらに洗面台と共用のバスルーム、ランドリー設備が。

洗面台にはもちろん子ども用の踏み台が。ランドリー設備は、「お子さんが服を汚してしまったときにすぐに洗えるように」という心遣いから。

かわいい柄のタイルでおおわれた風呂場は、子ども用の椅子や、ベビーバスを完備。また、脱衣所には赤ちゃんを着替えさせやすいように防水のシートも用意されています。
このシートの上にバスタオルを敷いて着替えさせれば床が濡れる心配もありません。

お次は2F。階段をのぼっていきます。

手すりがかなり低い位置に取り付けられているのがわかるでしょうか。ここにも子ども向けの配慮が。

階段を登ると、カラフルな扉がお出迎え。各部屋ごとに異なる色となっています。
「小さいお子さんだと数字が覚えられなかったり読めなかったりするので、そういう子でも分かるように色分けをしています。フロントで『赤色の部屋だよ』などと教えてあげれば、自分の部屋の場所をちゃんと理解してくれるんです。」とのこと。

廊下の突き当りには電子レンジやミルクを温められるポットもあります。

気になるお部屋の中はこんな感じ。全部屋清潔感のある和室で、好きなように布団を敷いて使うことができます。一番広い12畳の部屋は3世代で泊まっても寝られる広さ。窓からは庭がよく見え、子どもが遊んでいる様子を眺めることもできます。

また、全ての部屋の布団セットの中には「おねしょシーツ」と子ども用の小さなサイズの枕が常備されています。（新館･コテージにもあり）
ここまで設備がそろっている宿はなかなかないのではないでしょうか。

周りは全て子ども連れの家族だと思うと気を楽にして過ごすことができますね。

新館

2018年に本館のすぐ隣に増築する形で完成した新館は、1家族で広々と使える部屋を2つ備えています。

中に入ると靴を置くスペースがあり、扉が2つ。これらがそれぞれの部屋の入口です。

布団が置かれている下のスペースに大きな荷物を入れ、広々と使えます。

新館の部屋はしっかりと調理設備が用意されているのが特徴。
スーパーが近いので好きに食材を買って自分たちで食事をすることが可能です。

また、本館と違って部屋ごとにトイレ、風呂があります。ベビーバスなどの赤ちゃん用の設備も本館から持ってきて使うことができるので赤ちゃんを連れての滞在にも◎。

コテージ

本館･新館の隣に、別で立てられているのがコテージ。
扉が2つあることから分かるように、2家族の滞在が可能な施設で、知り合いの2家族で一緒に滞在することもできるようになっています。

そして、1Fと2Fと両方使え、自宅のように過ごすことができるのが最大のポイントです。

1Fにはリビングと風呂、トイレがあります。

そして階段を上った2Fには、ゆったりとした12畳の和室が広がり、最大6組の布団を敷くことができます。

あやまって小さな子どもが階段から落ちてしまわないようにベビーフェンスを張ることもできるので安心してくつろげますよ。

あたたかい季節なら、テラスでバーベキューも！
機材を貸りることができるので、食材を自分たちで調達するだけで手軽に楽しめます。

走り回ることができる広い芝生の庭にはちょっとした遊具や各種ボール、サッカーゴールなどもあるのできっと遊びには困らないはず！

また、全館･全部屋のお手洗いにはおむつ捨てや子ども用の便座が付いています。また、本館のお手洗いには妊婦さんが楽なように大きな手すりが付いていたり、子ども用の便器も備わっています。

すぐ近くに大型スーパーやドラッグストア、大型ファッション店舗があるので、必要になったものをすぐに買いに走れるという立地も大きな魅力のひとつ。
そしてもちろん軽井沢観光の拠点としてもおすすめです。

「子育てって本当にあっという間に終わってしまうから、ここへ泊まって楽しい思い出をたくさん作ってくださいね」とオーナーの外崎さん。
たしかに同施設なら、お泊り旅行のハードルが下がりそうですね。

新鮮な遊び道具がいっぱいで子どももうれしいし、大人も、ほかの家族や外崎さんらと子育てについて話すことができるので、良いリフレッシュになること間違いなしです。

子どもを連れた初めての旅行や、ちょっとした息抜き旅行に。同施設を検討してみてはいかがでしょうか。