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2024年問題の頼みの綱に─「JR貨物」のコンテナ輸送県内は北長野と南松本が主要拠点

公開日:2023/11/25

山国・長野県に届く物資の大半は、トラック輸送によるもの。
法令により運転手の就労時間が減り、物流への影響が懸念される「2024年問題」の光明として、いま貨物鉄道輸送が注目されており、長野県内では北長野駅と南松本駅が主にその役を担っている。
両駅に首都圏と中京圏発の貨物列車が毎日複数便往復し、長野県からは主に飲料や加工食品、産業製品を、県外からは青果や資材などを輸送。
列車は一度に最大10トントラック換算65台分の荷物を輸送可能で、効率性の高さや時間の正確さなどの鉄道ならではの特性が、問題解決への糸口を与え、生活を支えている。
長野県の生活と切り離せないのが、石油輸送。
県内に到着するガソリンの多数は鉄道輸送で、坂城駅と南松本駅の油槽所から毎日タンクローリーで各所へ運ばれる。
遅滞は深刻な影響をおよぼすため、2023年7月には自然災害などへの対策として通常とは異なる路線からの輸送訓練を行った。
縁の下の力持ちで生活を支える鉄道輸送。
コンテナや貨物列車を見かけた際には、行き先や中身に想像をふくらませてみて。
(編集部・岩島)

貨車にコンテナを積む様子。大型重機を手際よく操作

主力の12フィートコンテナ。内寸は軽自動車が1台入るサイズで、最大5トンの積載が可能

貨車と連結した電気機関車。他の輸送手段と比べるとCO2排出量がきわめて少なく環境性も高い

トラックのみで受け入れる岡谷新営業所も含めて、長野県で発着それぞれ1日約200個の取り扱いが可能。個人で直接依頼する機会は少ないが、運送会社の拠点間輸送などに利用され、引っ越しの荷物なども多い

日本貨物鉄道(JR貨物)(ニッポンカモツテツドウ ジェイアールカモツ)
関東支社 南東京支店 長野営業所(写真は北長野駅)
住所/長野市栗田2161 大成第一ビル1F 101号室
電話/050-2017-4624
HP/https://www.jrfreight.co.jp/

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