中野市民に愛されてきた老舗食堂「山どり」が11/10（金）リニューアル！先代を受け継ぎ、息子･ゆいがグループ会長･田中氏が新風を巻き起こす！＠長野県･中野市

創業から48年、地元で愛される中野市にある食事処「山どり」。実はこちらのお店、ある人気ラーメン店主のご実家なのだ。その人とは、ラーメン激戦区の長野市で高い人気を誇る節系ラーメンの店「ゆいが総本店」をはじめとする人気ラーメン店を経営する、ゆいがグループ会長･田中崇志（たかし）さん。この度、ゆいがグループが引き継ぐことになり、リニューアルオープンした「山どり」をさっそく訪問し、田中会長に話を聞いてきました！

今回のリニューアルにあたり、夏頃から準備を進めてきたという田中さん。
「引き継ぐのを決めたのは6月頃。先代も高齢になり、以前から店をどうするのか、という話が出ていました。やはり自分が育ってきた場所なので、他人に譲ったりするのは違うかなと。それであれば、自分でやろう、ということで決心しました。」

大きなリニューアルとしては、
1.　店内を改装し、カウンターを新設置
2.　田中会長らしさ全開のラーメンメニューを投入
3.　タブレットを導入

では、ひとつひとつ、見ていきましょう！

1.　店内を改装し、カウンターを設置

もともとL字型だった小上がりの一部を改装し、カウンターが設置されました。
「お一人でご来店のお客様も、気兼ねなく座っていただけると思います」と田中さん。
カウンター上のペンダントライトも新しく取り付けたそうで、レトロな店内にマッチしています。

「ほかには、ソファを張り替えたり、傷んでいる椅子を補修したりなど、昭和レトロな雰囲気を残しつつ、快適に過ごしていただけるように改装しました」

喫茶店のようなクラシカルな雰囲気が素敵ですね。先代のときから使っているという椅子も、まだまだ現役です。

2.　田中会長らしさ全開のラーメンメニューを投入

気になるメニューについて、伺いました。
「ラーメンは、喜多方ラーメンをイメージしています。普段からあちこち食べ歩きをしているんですが、20年ぶりに行った喜多方の雰囲気が、『山どり』の雰囲気に合うなぁと感じました。喜多方では、20軒ほど食べ歩きましたが、そこで食べて美味しかったお店のラーメンを参考にし、自分の技術を加えたら、とんでもない“食堂系ラーメン”が完成しましたよ（笑）」

メニュー構成は、支那そばの塩と醤油、チャーシュー増しも用意。「あらゆる価格が上がるなか、値段を抑えてどこまでのものが作れるか、というのもチャレンジのしがいがありましたね」と田中さん。
通常の支那そばでも、チャーシューが5枚ものって、税込み858円と驚きの価格！
「塩は、喜多方のお店を参考に、キレ・旨味・コクを出したものに。醤油味は、先代のラーメンをアレンジしつつ、自分なりの技術を加えました」

あれれ！？気になるメニューを見つけました。
「濃厚つけそば」がありますね。もしかしてこれ、ゆいが総本店のメニューでしょうか？
「基本的にはゆいがの味ですが、ここ中野市の地域性に合わせて、つけ汁の濃度を少し落として、甘みを若干強くしています。ゆいがファンの方は食べ比べをぜひ楽しんでもらいたいですね！」

「山どり」のメニューも、安心してください！残ってますよ！
不動のメニュー「唐揚げ」から、地元の旧跡「七ッ鉢」にちなんだ名物「七ッ鉢丼」（大きなどんぶりにソースカツやから揚げ、サラダがのった、山どりオリジナルメニュー）もしっかり健在です。
「味は、基本的には変えていませんが、とんかつで使う肉を、僕がいちばん旨いと思っている『SPF豚』に変更したりと、さまざまなところに微調整が入っています。昔から来ていただいているお客様にも、喜んでいただけています」

3.　タブレットを導入

各テーブルにはタブレットが導入されました。ですが、メニュー構成がシンプルなので、操作になれないお年寄りでも大丈夫そうです。

おつまみメニューやアルコールもそろっています。
「以前は2階もあり、宴会場として使っていましたが、今回のリニューアルで2階は事務所にしました。15名様程度までなら、1階の小上がりなどを使い、宴会も受け付ける予定です」

こんなものまで、タブレットからオーダーできるようになりましたよ！

「テーブルに調味料を置いておくと汚れてしまったりするので、定食と一緒に、調味料をオーダーしていただく形式にしました」

名物の唐揚げのテイクアウトも、タブレットから注文OK！

「山どり」を訪れたら、ぜひお土産にどうぞ♪

オープン後は、先代に厨房を手伝ってもらっているそうです。
「『好きなようにやれや』と言ってくれています。これからも地域の皆様の台所になれるように邁進したいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします！」と田中さん。
先代の味を守りつつ、自分らしさも取り入れた、新生「山どり」。ぜひ行ってみてはいかがでしょうか！