9/18(祝)オープン「プリンと焼き菓子のお店 maniere（マニエール）」東京で経験を積んだパティシエが手がける濃厚なめらかプリンとしっとり香るフィナンシェなどのフランス菓子＠長野県長野市

長野県長野市の篠ノ井駅前通りに、クレームブリュレのような濃厚なプリンとこだわりの焼き菓子の専門店「maniere（マニエール）」が、2023年9月18日(月･祝)にオープン。

オーナーは、東京のフランス料理店などでレストランパティシエを中心に約10年ほど経験を積んできたパティシエ＆料理人の依田雅子さん。一つひとつのお菓子にこだわりを添えて香りを纏わせる依田さんの焼き菓子は、通販やマルシェなどを通じて関東エリアを中心に全国にファンがいます。
お店では、クレームブリュレやチーズケーキなどを連想させる濃厚なプリンと、巧みな技と感性で香りを纏わせる、しっとりと焼き上げたお菓子を提供。さらに、アパレイユたっぷりのとろける系のキッシュも2種類ほど並ぶ予定です。

《プリンについてお知らせです》
現在、購入数に制限をかけて販売中です。制限内容は公式Instagramをご確認くださいね（2023/9/20追記）

《Index》
▶maniere マニエールと
　PATISSIER & CUISINER 依田雅子さん
▶マニエ・プリン
▶焼き菓子とキッシシュなど
▶駐車場の場所とお店のデータ･MAP

ゆったりとした時間が流れる篠ノ井駅前通り。「すぐじ書店」の隣り、青い屋根が目じるし。

「maniere」には、ケーキのような濃厚プリンと、香り高い焼き菓子が並びます。飯山市の菜の花みゆき卵、八ヶ岳野辺山高原3.6牛乳、東御市産の信濃くるみ、カカオニブなど、素材にもこだわる依田さんの焼き菓子は、濃厚なブラウニーは赤ワインと、抹茶のパウンドケーキは白ワインと、などお酒とのマリアージュにもぴったりなのだとか。

お菓子のこだわりは…
「一つひとつのお菓子にイメージしている終着点があるんです」「ひとさじのこだわりをすべての商品に入れています」と素敵な笑顔で教えてくださいました。

PATISSIER & CUISINER 依田雅子さん

長野市出身。お菓子づくりが趣味だったという依田さんは、信州大学在学時の就職活動で食に興味を抱いたことを機に、〈カフェ開業〉に向け動き出します。卒業後は料理を学ぶため、東京のフランス料理店でデザートや料理を基礎から学びながら修業。そこで食べた「クレームカラメル」の美味しさに衝撃を受け、研究・開発を続けてきたのだそう。それが「maniere」のプリンにつながっていくのです。
その後、都内のマドレーヌ専門店やヴィーガンレストランで経験を重ねます。また同時に別名で通信販売とマルシェ活動にも取り組む中で、「焼き菓子をメインとしたお店をやりたい」というヴィジョンが明確に。美味しい食材の宝庫である長野に帰省し、店の開業に向けて準備をはじめ、2023年9月上旬にオンラインショップを先行オープン。そして、9月18日(月･祝)に実店舗「maniere」をオープン。
さらに、今後はマルシェへの出店も予定。

「毎日のおやつや、頑張ったご褒美、ちょっとした手土産など、色々なシーンでご利用して頂けると嬉しいです。ぜひ焼き菓子一つからお気軽に買いに来てください！」と依田さん。

◆なめらかな濃厚プリン

こだわりを詰め込んだプリンは、「マニエ・プリン」（プレーン）と「フロマージュプリン」と「ショコラプリン」の3種類（開業時）。カラメルやソースは別添えで、好みのタイミング・好みの量をかけて味わうことができます。※ショコラプリンを除く
プリン500円～（大きめサイズです♪）

飯山産の菜の花みゆき卵の卵黄と八ヶ岳産の牛乳、北海道産生クリームなどを用いてつくる「マニエプリン」500円。卵黄と生クリームのコク深い濃厚な味わいは、なめらかで口溶けもよく、まさにクレームブリュレ！しっかりと苦味を感じるカラメルが、濃厚なプリンと絶妙なバランスで美味しさを引き立てます♪

「フロマージュプリン」
マスカルポーネチーズとクリームチーズを加えた濃厚プリンは、チーズの風味をしっかりと楽しみながら後味さわやか。つぶつぶ食感のベリーソースがとても濃厚で甘酸っぱいので、一緒に食べるとチーズケーキを食べているような感覚に！まさに、ケーキのようなプリンです♪

「ショコラプリン」520円
チョコレートメーカー「カカオバリー」のクーベルチュールチョコレートを加えて作るとてもビターで濃厚なチョコプリン。その上に、なめらかで苦味をきかせたコーヒーゼリーを重ねた、まさに大人の味わいです。

◆香りを纏う焼き菓子やキッシュなど

ナッツ系の香ばしさや茶葉、お酒など、”香り”という要素を大切にしながら、商品やフレーバーごとに組み合わせる素材を一つひとつ変えることで、唯一無二の焼き菓子を生みだしています。
また、焼き菓子は、ブラウニーもパウンドケーキもフィナンシェも、しっとりとした食感に焼き上げていることも依田さんのこだわり。
「焼き菓子は、材料や焼き加減を少し変えただけで仕上がりが変わるんです」と依田さん。理系脳で、自らが目指す理想的なしっとり感や香りなどを研究しながら商品を開発。

季節に応じて、新たな商品が登場したり、アクセントとなる風味を変えたりと、一年を通じて様々な焼き菓子に出あえそうです。クリスマスシーズンには「シュトーレン・パウンド」も登場する予定。

「ブラウニー」
生地にカカオパウダーを使用し、香りづけにラム酒を使用した濃厚ブラウニー。しっとりとした生地に練り込まれた口溶けのよいチョコチップとラム酒の風味が融合するような芳醇な味わいです♪表面にちりばめられた東御市産信濃くるみ、カカオニブ、ピスタチオの芳ばしい風味と食感が心地よいアクセントに。赤ワインにも合うそうですよ。

超しっとり食感のパウンドケーキは280円～
左から…
「キャラメルフィグのパウンド」
キャラメルを混ぜ込んだしっとり生地に、洋酒漬けにしたドライイチジクを加えたケーキ。甘さ控えめで、存在感のあるイチジクとふわっと香る洋酒の心地よさが秀逸♪
「紅茶とチョコチップのパウンド」
アッサムとアールグレイの茶葉を使用し香りを際立たせたケーキ。チョコチップが食感のアクセントに。
「抹茶のパウンド」
抹茶の上品な香りが広がります♪抹茶の旨味とやさしい苦味が生かされたしっとりとしたケーキに、東御市産信濃くるみがリズムを刻むように心地よく調和。こちらは、白ワインにも合うそうです。

素材を生かした香り立つ「フィナンシェ」280円～
飯山市の菜の花みゆき卵や長野県産小麦粉やフランス産小麦粉エクリチュール、素焚糖などで作る、とてもしっとりとした食感のフィナンシェです。
左から…
「マニエ・フィナンシェ（プレーン）」
アーモンドパウダーを先にローストして香りを立たせてから生地に使用するなど、手間をかけて香り高い焼き菓子に仕上げています。
「ほうじ茶フィナンシェ」
遠赤焙煎された茶葉を粉末にして生地に加えており、口に入れた瞬間に芳ばしいほうじ茶の香りと味わいが広がります。表明のホワイトチョコレートのやさしい甘さが、ほうじ茶の風味を引き立てているような感覚になりました♪
「ベリーソースのフィナンシェ」
生地にほんのりレモンを加えて、フランス菓子ならではの甘さの中に爽やかさをプラス。表面のラズベリーソースとドライクランベリーがアクセントに。

「チーズクッキー」と「レモンクッキー」
エダムチーズとホワイトチョコレート、ピンクペッパーなどを使用した2種類のチーズクッキー。程よい塩味のタイプは、とくにお酒にもぴったりなのだそう。
レモンのアイシングがかかったサクッと軽いレモンクッキーは、ライ麦のザクザクとした食感もを楽しめるそう。

開業時、ショーケースにはキッシュも並びます。
アパレイユたっぷりのとろける系のキッシュは、定番として「キッシュロレーヌ」、そして、季節のキッシュの2種類。9月は秋のキノコと鶏肉のキッシュが登場予定。1/6カット500円～

店名「maniêre（マニエール）」はフランス語で〈流儀・やり方〉などの意味を持つ美術用語。飲食業を10年続けてきた依田さんが自分の〈流儀・やり方〉を表現したいと、名付けたのだそう。

ギフトボックスもあり、ちょっとした手みやげにもおすすめです♪

◆駐車場

駐車場は、隣りの「すぐじ書店」横の道向かいに2台。（画像左）ブルーの軽自動車が停まっているところです。

（text&photo：Web Komachi編集部yamamoto）