11/23(土・祝)~2025/2/28(金)『軽井沢ウインターフェスティバル2025』開幕式は花火を打ち上げ!冬の軽井沢を彩るイルミネーションに氷彫・マルシェまで@長野県・軽井沢町
クスノキ科の落葉低木「黒文字」。和菓子用の高級楊枝に用いられる樹木と言えばピンとくる人も多いかもしれませんが、それが和菓子の材料となると、その味を想像するのは難しいでしょう。だからこそ足を運んでほしい工房があります。「森香るお菓子」をコンセプトに、できる限り森に自生する植物や県産の食材を使ったお菓子を作る「くろもじ庵」。かつて日本料理の料理人だった店主の山崎哲さんは、ある日山菜やキノコ採りの名人に「お菓子の材料に使ってみないか」と黒文字を紹介されました。
軽井沢の森のイメージと一致するさわやかな香りに魅了され、元々お菓子作りが好きだったこともあり店を開くまでに至ったそう。枝を煮出して香りを抽出し、プリンやチョコレートに使用したり、パウダーにした葉を餡に練り込むなど、さまざまな方法で黒文字を活用。一口含めば、ほのかに甘さを含んだ木の香りとともに広がる、どこかスパイシーな清涼感。お菓子そのもののおいしさもさることながら、青々と茂る森の中に身を置いているような、黒文字の上品な香りにうっとりします。
左上から時計周りに「笹包みわらびもち」(220円)、リンゴ蜜でいただく「フルーツあんみつ」(430円)、生クリームとライスミルクでさっぱりと仕上げた「黒文字プリン」(370円)、「おはぎ」(150円)、「あじさい餅」(200円)、「くずまんじゅう」(220円)。「笹包みわらびもち」「あじさい餅」は~7月まで、「くずまんじゅう」は7月~販売予定。
季節ごとに商品を入れ替えながら常時10種類ほどがならびます。
ほろほろとした食感の新商品「くろもじしぐれ」(450円)は手土産にも。
咳や炎症を抑えるほか、殺菌作用がある「黒文字茶」(600円)は胃腸に不快感がある時やリラックスしたい時におすすめです。(編集部・田中)
●住所
長野県北佐久郡軽井沢町追分浅間山1472-7
●電話
0267-46-8707
●営業時間
10時~16時(テイクアウトのみ)
●定休日
不定休
●駐車場
5台
https://www.instagram.com/kuromojian/
※本記事は雑誌「月刊長野Komachi」(2023年6月25日発売号)の内容を転載したものです
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