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玄そばの品質と鮮度がおいしさの秘訣!長野県の老舗そば屋「創業文政十年 門前そば 藤木庵(ふじきあん)」@長野市

公開日:2023/08/09

善光寺の門前町と共に歩んできた老舗そば屋「創業文政十年 門前そば 藤木庵(ふじきあん)」。信濃町の生産者から届く「黒姫の霧下そば」を自家製粉、本物の「信州そば」にこだわった地粉100%の手打ち十割そばを味わえます。


善光寺前大門町もアーケード通りだった

昭和30年代後半。善光寺前大門町にもアーケードがあり、雨でも雪でも夜になると宿坊の客が浴衣姿でそぞろ歩き、そばやお酒を楽しんでいたのだそう。この頃の藤木庵は、厨房は一緒ながらそば屋ととんかつ屋に分かれて営業していました。


店主 藤澤浩一さんに聞いたそばへの思い

店主の藤澤浩一さんは大学卒業後、銀行員として働いていましたが1999年に家業を継ぎ8代目に。勘や経験に頼らず数値化したそば打ちの技術を学ぶため、片倉康雄氏が開いた「一茶庵」に入門し、現在に至ります。

“江戸後期。善光寺七池のひとつとされる井戸が敷地内にあり、良い水も手に入ることから、江戸で人気のそばを提供する店をこの地に開きました。参拝客にカツ丼などを振る舞っていた時期もありましたが、7代目からそば専門店として営業しております。”

“私が8代目として店に入って最初に取り組んだのは、地元の良いそば粉でそばを打つこと。そこで出会ったのがそば生産者の石川広之氏です。当店では昼夜の気温差が大きく霧が発生しやすい信濃町で、石川氏が栽培している「霧下そば」と呼ばれる風味豊かなそばの実を使用しております。”

“そばの実も農産物。良いそばにするためには鮮度が重要。石川氏の元で適切に管理されたそばの実を、店の一番涼しい所に置いてある石臼で挽き、翌日ふるいにかけます。少し寝かすことで味が落ち着き、ほんのり甘みを感じる粉となったところでそばを打ちます。収穫した年や使う時期によって気温や湿度も変わるので、挽いた粉を見ながら加水や切り方を変え、毎日同じそばになるよう仕上げております。”
(店主:藤澤浩一さん)

「ごくらく蕎麦 二八」(1,300円)(麺量200g)。
松代産の長芋を使ったとろろつゆ、くるみつゆ、定番のそばつゆと3つの味でそばが楽しめる7代目が考案した女性に人気のセット。そばは二八と十割から選べます。(十割は追加料金100円)

「蕎麦前三昧」(600円)はそば焼味噌、おやき、野沢菜漬けがセットになった一品です。お酒類と一緒に注文すると500円になります。


◆メニューの一例◆
せいろ蕎麦 二八  880円
せいろ蕎麦 十割  980円
かけ  920円
そばがき  900円

そば/ 二八、十割
つゆ/ 本枯節、利尻昆布、本返し


落ち着いた雰囲気の店内。2階には座敷席を用意しています。

2008年に町並みに合う2階建ての店舗に建て替えました。

(こちらの記事は、長野Komachi2023年5月号に掲載されたものです。最新情報をご確認の上、ご利用ください)


創業文政十年 門前そば 藤木庵
(ふじきあん)   
●住所
長野県長野市大門町67
●電話番号
026-232-531  
●営業時間
11時~15時(14時30分LO)
●定休日
火曜(祝日・繁忙期は営業)
●席数
58席
●駐車場
1台
●公式HP
https://fujikian.co.jp/


https://www.web-komachi.com/?p=117264
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