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歴史的著名人たちもすすった白いそばに舌鼓!信州こだわりの味を引き継ぐ老舗そば店「寿命そば 越前屋(えちぜんや)」@上松町

公開日:2023/08/09

創業は1624年、三代将軍徳川家光の頃。日本で2番目に古いそば屋「寿命そば 越前屋(えちぜんや)」。そばの実の芯だけを使った寿命そばやそば寿司が名物です。


喜多川歌麿や十返舎一九の書画にも残る老舗中の老舗

写真は大正元年築という現存の旧店舗です。旧中山道沿いにあり、旅人や行商人を迎える旅館とそば屋を並行して営んでいました。昭和32年には現上皇も訪れたなど、長い歴史の中に数々の伝説があります。


店主 横山久美子さんに聞いたそばへの思い

店主の横山久美子さんは長い歴史の中で数々の著名人が訪れた同店へ15代目の妻として入り、現在は女将として店を切り盛りしています。そば打ちは16代目が担当しています。栃木県のそば店で修業を積み、同店では16年目となります。

“当店では、長野県産のそば粉を使用しています。昔から受け継がれる白いそばは、そばの実の中心部分の中でも、一番粉と二番粉の間といわれ、上品な甘味と白い色味を持つ一番粉と、香り高さが特長の二番粉の両方の良さを兼ね備えています。打つ際には、暑さや寒さ、湿度によってもそば粉の状態は違いますので、日によって水の量を加減し、均等に水が回るように気を配りながら、しなやかなコシが出るよう仕上げています。”

“そして、合わせるつゆも、北海道の利尻昆布や鹿児島枕崎から取り寄せる鰹といった、昔ながらの素材にこだわっておりますので、変わらぬ味を感じていただけると思います。”

“また、お土産にもちょうどいいと人気の「そば寿司」は、自家製の合わせ酢で味付けしたそばを使っております。ぜひ何もつけずにお召し上がりください。合わせ酢のやさしい酸味とほんのりとした甘みは、自家製の玉子焼きやかんぴょうとの相性の良さはもちろん、紅ショウガのピリッとした辛みもアクセントになり、ご好評いただいております。”
(店主:横山久美子さん)

「盛りそば(2枚)」(1,350円)(麺量200g)
十返舎一九の言葉通り、赤いせいろに映えるのは、創業以来受け継がれるコシのある白いそば。その見た目通りそばの上品な香りが鼻を抜け、薬味のほどよいアクセントもたまらない♪

1970年代頃から提供しはじめた、名物「そば寿司」(1皿4切れ750円、土産用は1本2人前1,470円)。


◆メニューの一例◆
盛りそば(1枚)  670円
とろろそば(2枚)  1,450円
おろしそば(2枚)  1,400円
森天そば(2枚)  1,800円

そば/ 二八
つゆ/ 鰹節、利尻昆布


店内にはお店の守り神といわれる大きな亀のはく製があります。

木曽の名勝「寝覚めの床」のすぐ近くに位置しています。

(こちらの記事は、長野Komachi2023年5月号に掲載されたものです。最新情報をご確認の上、ご利用ください)


寿命そば 越前屋
(えちぜんや)   
●住所
長野県木曽郡上松町上松寝覚1710
●電話番号
0264-52-2081  
●営業時間
11時~16時、土・日曜~17時 ※季節により変動あり
●定休日
木曜 ※ほか定休日あり、HPを要確認
●席数
38席
●駐車場
20台
●公式HP
http://www.echizenya-soba.jp/


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