心安らぐ里山の静けさと十割そばの香りに浸る「信州手打蕎道 奈賀井（ながい）」＠上田市

長野県上田市にある「信州手打蕎道 奈賀井（ながい）」は父子で営んでおり、東信における十割そばの先駆けで全国から客が訪れる人気店です。
理想の粉を求めて電動石臼を自作し、気温や湿度に応じて打ち方を変えるこだわりようで、十割とは思えぬなめらかな食感を実現しています。

「三色そば」（1,450円）（麺量300g）。
シャキッとした歯応えとのど越しの良さが特長の「更科そば」、黒皮を取り除いたそばの実を挽いた「丸抜きそば」、黒皮も含めたそばの実を丸ごと挽いた、昔ながらの「田舎そば」、この三種のそば粉を、それぞれ十割そばに仕立て、食べ比べできます。それぞれの味と香りの違いを確かめてみて。

そばの酸化を防ぎ、香りを引き出したいと、安山岩を削り出して自作した電動石臼！

◆メニューの一例◆
更科そば　　900円
発芽田舎そば　　1,450円
深山二色そば　　1,800円

そば／ 十割
つゆ／枕崎産本枯節、利尻昆布、大久保醤油店の醤油、本返し

広々とした店内。吹き抜けの天井は、古民家から譲り受けた梁が重厚な趣きを漂わせています。

（こちらの記事は、長野Komachi2023年5月号に掲載されたものです。最新情報をご確認の上、ご利用ください）