12/8(日)クリスマス蚤の市のようなマーケットイベント『第3回 WiKUR(ウィークル)-花と古道具-』長野県内外から古道具・古着・フード・花など34店が集結@長野市
これまで自分の住んでいる街について取り立てて考えてみることがなかった私。ですが、「積極的に参加していくと暮らしはもっと楽しくなるよ」と、関西から長野への移住を経験した今なら言えます。“街”に“参加”するってどういうこと?そんな貴方に私が今回紹介したいのが、長野市にある“まちづかいの拠点”、「R-DEPOT(アールデポ)」です。
棚などの大きなものから「何に使うの?」という小物まで、多数並ぶ店内を見て回るだけでも楽しい店内。古道具がセンスよく飾られたカフェスペースにある机や椅子も売り物だそうで、値札が貼られているのが面白いです。
一見ただの古道具とカフェの店に見えるのですが、そうではありません。古道具店としては、販売以外にDIYワークショップを開催したり、移住や開店で家具を必要としている人に繋げるなど、道具を次にどう“つかって”いくかを模索中。カフェも通常営業以外に、将来店を出したい人が試験的に営業する機会などを提供しています。店員と客、という垣根はなく、皆が等しく街をつかうプレーヤー。移住したての人も何十年も暮らしているベテランも関係なく、互いに持っているものを交換し合う場所なのです。
DIYワークショップの模様。古道具の解体などで出た古材や金具を使って思い思いに工作できます。初めての人もスタッフがやさしくサポートしてくれるので安心。今後も不定期で開催を予定しているそう。
街の飲食店を応援したいと、出張販売にも快く応じています。取材時は期間限定で「HEIHACHIRO BAKE SHOP」の焼き菓子が販売されていました。
利用者がPOP付きでチラシを置けるスペースもあります。
元はNTTのオフィスとして使用されていたビルだということで、電報を打つのに使われていたタイプライターや旧型の電話機がカウンターに飾られています。タイプライターは昔働いていたという人が寄付してくれて、電話機は電話を集めるのが趣味だというご近所の方がくださったそうです。
今年の6月でオープン1周年を迎える同施設。新しい店やビジネスが生まれる予感に満ちているこの場所では、あなたの知見もきっと何かの役に立つはず。6月から7月にかけてはオープン1周年ということもありイベント盛りだくさん。将来店を出したい人が週末限定でカフェの出店を行うほか、絵画や古道具をリメイクしたオブジェなどの展示も開催予定。最新情報はインスタグラムをチェックしてみて。
(こちらの記事は、長野Komachi2023年7月号に掲載されたものです。)
●住所
長野市南長野西後町610-12
●電話番号
026-219-2280
●営業時間
12時~18時
●定休日
月・火曜、ほか不定休
●席数
15席
●駐車場
なし
●HP
https://linktr.ee/rdepot
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