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山形村・井上アイシティ21で3月19日(木)からはじまった「天気の子展」に行ってきました。新海誠監督の作品に込めた思いを知って、もう一度、「天気の子」や、ほかの新海作品を観たくなる、そんな展覧会でした!
主人公·帆高が神津島から家出をして東京に来る場面から、100パーセント晴れ女·陽菜と出会い、ウェブサイトを作って…。展示は映画のストーリーに沿って展開されています。
企画段階から完成までの
変化の過程もよくわかります
展示は各場面ごとに絵コンテ、作画、実際の映像のパネルほか、美術背景の資料などを並べています。
絵コンテからすでにアート作品!作画はイエローとブルーがありますが、ブルーのほうは実際に新海監督が描いたものだそうです。完成した映像と比べるとだいぶ違うところもあって、こんなふうに変わったんだ…と感じることができます。
美しい色彩表現と緻密な伏線
「新海ワールド」にどっぷりひたれます
「雨」や「水」の美しい色彩表現。それから「東京」の描き方。歓楽街、雑踏、 情緒あふれる下町、さまざまな顔をもつ現代の「東京」と「雨·気象」が、この映画の重要なファクターであることがよくわかります。
さらに、それらを結び付ける「神社」や「花火」、日本人に根づく風習や伝承の緻密な表現も、この映画の核になっていると改めて感じさせられました。天=神、気=気象、子= 陽菜 、そんなふうな「日本人的な意識」も思い浮かびました。
青空よりも。俺は陽菜がいい!
天気なんて、狂ったままでいいんだ!
会場では映画本編もたくさん流れています。クライマックスの、心が切なくなるあの場面を、展示会場でも、鳥肌で追体験できます。
映画を彩る「RADWIMPS」の曲も展示の各所で流れていて、大きく表示された歌詞が、映像と曲、 繊細な台詞表現、ストーリー全体をひとつにしていることを実感させてくれます。
子どもの貧困問題 など
改めて考えさせられます
「異常気象」「 地球温暖化」だけでなく「食糧問題」や「子どもの貧困問題」など、新海監督が訴えかけている「世界の課題」についても意識させられました。 ジャンクフードと手作り料理の対比などは、そういう意図だったんだ、と改めて認識させられます。
新海作品6作品を
4月9日(木)まで上映
新海誠監督の過去の作品を紹介するコーナーも。 井上アイシティ21の「アイシティシネマ」では、新海誠作品6作を 4月9日(木)まで 、一挙にリバイバル上映中です。
2004年公開 「雲のむこう、約束の場所」
2007年公開 「秒速5センチメートル」
2011年公開 「星を追う子ども」
2013年公開 「言の葉の庭」
2016年公開 「君の名は。」
2019年公開 「天気の子」
上映スケジュールはこちらでチェックを!
http://www.inouedp.co.jp/icity/
後半には日本気象協会の協力で実現した実際の気象現象を体験できるコーナーがあります。実際に手で触れて楽しめるコーナーです
オリジナルグッズの販売コーナーも充実しています
展示会場の外には撮影コーナーもあります。観賞後は、帆高と陽菜の間に入って記念撮影もどうぞ♪
夏美のスペシャルスーパーカブ。乗るのはNGですが一緒に撮影もできます。ほか、お隣りに展示してある天気予報のデジタルサイネージも楽しんで!
©2019「天気の子」製作委員会
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