長野市松代「しんこきゅう（心幸食）」による熟成ムネ肉のジューシーから揚げ！野菜の風味香る唯一無二の味わい

筆者が愛して止まない「から揚げ」。それはかつて野沢温泉に、2020年以降は長野市松代町に移転した「しんこきゅう（心幸食）」の鶏から揚げだ。カラダにやさしい自然派スタイルの食事処だが、実は肉料理に定評があり、特にから揚げは通算２万食を超える大ヒット商品だという。その特長は大きくふたつあり、ひとつは野菜の甘みや旨みをまとった漬けダレの複雑かつ濃いめの味わい、そしてもうひとつはムネ肉の概念を覆すジューシーかつ柔らかな食感だ。使用する肉は鶏料理のメッカ・四国産。作り方を伺うと、やはり漬けダレにこだわりがある。醤油やみりん、塩はそれぞれ高級な品を数種類ブレンド。その他、ハチミツ、お酢、自家製塩麹、９種類もの野菜やフルーツのすりおろしが入っている。フルーツにはリンゴ、マンゴー、キウイを使用しているという。このタレに3日間じっくりと漬けて肉を熟成させ、ヘルシーな米油でカラッと揚げる。店内で揚げたてで食べるのもおすすめだが、実はテイクアウトした冷めたから揚げもおいしい。

高タンパク･低カロリーなムネ肉、米油、発酵食材などヘルシーな食材で仕上げられた「ご長寿唐揚げ」（5個968円）。化学調味料も不使用。母ちゃんこと、店主の藤村綾子さんと仲良くなれば、レシピを教えてもらえるかも!?　

淡白なムネ肉だからこそ、多彩な食材･調味料を使った漬けダレによく合う。

野沢温泉時代の常連が、わざわざ訪れるほどファンが多い同店。

テイクアウトは2人前864円、3人前1,080円（写真）。温める場合はアルミホイルに包んでオーブントースターで蒸し焼きにし、ラスト1分間でホイルを開けてカリッとさせよう。ご飯のおかずにもお酒のおつまみにもよく合う。