編集レポ
・コラム

お店と
スポット

イベント

おでかけ
スポット

新店

NEWS

ビューティー
&ヘルス

Kids
Komachi

LIFE

グルメ

ラーメン

TOP > News

【須坂くらたび2022】須坂のお菓子な今と昔 -須坂スイーツ今昔物語

公開日:2022/08/25

>くらたび2022 TOPに戻る

 

  

和洋の名物菓子が集う須坂市は、いかにして“お菓子の町”に発展したのか—。須坂市の今と昔のスイーツ事情に迫ります。

 

個性あふれる看板菓子たちが
今も各店の人気を支えている

明治期に製糸業で大いに栄えた須坂の町。かつては多くの女工さんが働いていたことから、和菓子店が大変繁盛したといいます。女工さんたちがほっとひと息つく際に愛したのが、甘い「大福」。今も昔も、スイーツは女子の心の拠り所だったというわけなのです。

昭和の初め頃からは、お祝い事や贈りものに和菓子を使う文化が市内で発達。出産の内祝いや入学祝いなどのほか、桃の節句には桜餅、端午の節句には柏餅と、季節感のあるお菓子が飛ぶように売れました。町には多くの和菓子店が点在し、各家庭に、贔屓の店があったそうです。

時の流れと共に町の様子は様変わりしましたが、100年以上続く『コモリ餅店』『盛進堂』『二葉堂』や、『玉林餅菓子店』『つたや本店』など、昔ながらの和菓子店が今も元気に営業を続けています。その理由のひとつが、長きにわたって愛されている看板菓子。たとえば、『コモリ餅店』なら団子、『盛進堂』なら栗中華、『二葉堂』ならカステラ、『玉林餅菓子店』なら道明寺、『つたや本店』ならおやきと、それぞれに“武器”となる名物商品があり、今も各店の人気を支えています。

 

創業100年以上を数える老舗和菓子店「盛進堂」。どら焼きの中に大粒栗を忍ばせた「栗中華」は創業時から続く同店の銘菓

 

今どきな洋のスイーツが上陸し
百花繚乱のお菓子の町に変化

さらに近年は、オシャレなボンボンショコラや思わず写真に収めたくなるようなカップケーキなど、さまざまな洋菓子が登場。地元フルーツを使ったスイーツを提供するカフェも続々と開業し、町で楽しめるお菓子の幅もぐんと広がりました。老舗とニューカマーによるコラボが実現するなど、お菓子の町としてますます盛り上がりを見せています。

 

 

8年ぶりの開催となる
「須坂スイーツフェスタ」

町としては、2009年から2014年まで、スターパティシエの鎧塚俊彦さんを毎年ゲストに迎え、「信州須坂フルーツスイーツフェスタ」を開催。地元の高校生たちと一緒にスイーツを作るなど、未来への種まきも行ってきました。須坂市の「八丁鎧塚古墳」をイメージしたパウンドケーキ「八丁鎧塚みそケーキ」はこのイベントで誕生したもので、いまも須坂のご当地スイーツとして愛されています。

須坂のお菓子が大集合し、さまざまなスイーツを販売。新商品の審査会や鎧塚氏のトークショーもあり、多くの人で賑わった

 

今年2022年9月23日には、8年ぶりとなる「須坂スイーツフェスタ」を「須坂アートパーク」で開催。須坂市内や長野県内の人気スイーツ店によるスイーツの販売や、スムージー作りやパフェ作りができるワークショップ(要予約)なども予定されているので、スイーツ好きの人はぜひ足を運んでみてください。

 

 

▲この記事の先頭へ戻る

画像・文章の無断転載は固く禁じます。
掲載の情報は公開日現在のものです。最新の情報は施設・店舗・主催者にご確認ください。