9/27(金)9/28(土)長野県の子育てファミリー応援イベント『第5回 Komachi プレママ&ベビーフェス in Nagano 2024』内容をご紹介!@長野市・エムウェーブ
今回のテーマは「離乳食かんたんアイデア」についてです。出産前から産後まで、ママにしっかり寄り添いサポートしてくれる、長野市、北信地域初の「産後ドゥーラ」認定資格を持つ、竹内なつきさん(長野市在住)にお話を聞きました。
生後6ヶ月頃からはじまる離乳食。
赤ちゃんが母乳やミルクから、普通の食事へ移行していくために大切な過程ですね。
初めて食べ物を口にする赤ちゃんにとって、発達に合わせて、食材を選んだり、かたさや大きさを調節していくことが必要です。
一方で、すりつぶしたり、小さくカットしたり…。
私たちの普段の食事とは異なる離乳食づくりは、手間のかかることと感じている方が多いと思います。
そこで今回は、離乳食づくりを簡単にできるアイデアをいくつかご紹介したいと思います!
その前に・・・
「離乳食は何のためのもの?」
これを理解しておくと、離乳食づくりに必要以上に手間を掛ける必要がないことが分かるかと思います。
<離乳食の役割>
・成長する赤ちゃんの栄養補給
・噛む力、飲み込む力のトレーニング
・味覚を育てること
・自分で食べる力をつける
・食べること(食事)の楽しさを伝えること
大切なことは、赤ちゃんが母乳・ミルク以外の食材に慣れ、食べることが出来るようになること。
赤ちゃんの発達、状態に合わせた食材、形状(かたさ、大きさ)にしてあげることと、本などの進め方に無理をして合わせず、赤ちゃんの様子に合わせてゆっくり進められるといいですね。
では、ここからは、私がサポートの際よく利用する簡単な調理方法、私も自分の子どもの離乳食の時に実践していた方法をご紹介します!
★根菜、おかゆ
離乳食初期から使うことの多い根菜、おかゆなどは、少量のわりに手間がかかりますよね。
お鍋を使って茹でるのは時間もかかって大変。
でも、炊飯器でご飯と一緒に炊いてしまえば、野菜を切るだけ。
あとはほったらかしで楽チンです♪
1.野菜の皮をむき、適当な大きさに切る
切る大きさは本当に適当で大丈夫!手づかみ食べの時期は、スティック状にするとそのまま握って食べられます♪
2.切った野菜を耐熱容器または耐熱のポリ袋に入れ、ご飯を炊く前の炊飯器内釜の中央に置く
※おかゆは、湯飲み茶碗などの深めで小さな耐熱容器にお米と分量のお水(例えば、10倍がゆならお米の10倍のお水)を入れて、炊飯器内釜の中央に置けばOK!
3.あとは普通に炊飯をはじめるだけ
4.硬い大根もスプーンの背でつぶせるほどやわらかく♪
段階に合わせた大きさにつぶしたり、切ったりすればおしまいです
★卵
離乳食中期頃からはじめる卵。
本などによっては「裏ごし」と書かれていることがありますが、裏ごしは作業も洗い物もけっこう大変ですよね。
そこで、このような方法はいかがでしょうか♪
1.卵を固ゆで(10分~15分)して、黄身と白身を分ける
2.ジップバック(冷凍OKの物)に黄身を入れる
3.菜箸や綿棒でつぶす
4.そのまま冷凍
使うときは、使う分だけ取り出して
うらごしする代わりに、少量のお湯でしっかり溶くとなめらかになりますよ♪
※白身が食べられる時期になったら、白身も混ぜても。
ただし、白身は冷凍するとスカスカで美味しくなくなってしまうので、冷凍する場合は、白身は避けて。
★魚
お魚も手間のかかる食材というイメージがありますよね。
でも、実は簡単に離乳食用に出来ちゃうんです!
1~2切を一度に調理して冷凍しまえば、あとは必要な分を取り出すだけ
片栗粉をまぶして茹でるので、後からとろみをつける必要もありません♪
1.切り身の魚に片栗粉をまぶす
2.鍋にお湯を沸かし、沸騰したら魚を入れて茹でる(しっかりと全体を加熱する)
3.鍋から魚を取り出し、手で皮と骨を取り除く
※小骨までしっかり除いてください
4.魚をジップバックに入れ、手でつぶしてほぐし、そのまま冷凍
使うときは、使う分だけ取り出して
★薄焼き
手づかみ食べが出来るようになってくると、簡単で赤ちゃんもよく食べてくれるのが薄焼き
面倒じゃないの?と思われがちですが、実は混ぜて焼くだけの簡単メニュー
色んな野菜やタンパク質とも相性がいいので、ぜひ色々試してみて♪
1.お好きな野菜(根菜類はすりおろし、葉物は刻んで)と米粉(小麦粉でも可)、片栗粉をボールに入れる
※今回はほうれん草のみじん切りを使いました
分量は適当で大丈夫!
概ね、野菜:米粉:片栗粉=1:1:1/5~1/10くらいの割合で
2.ボールに材料と同量くらいの水を入れ、よく混ぜる
生地のかたさの目安は、あまりサラサラではなく、少しもったりとする程度
3.熱したフライパンに生地を流し、両面をよく焼く
4.食べやすい大きさに切る
※今回は大きなものを1枚焼きましたが、一口大で焼くと切る手間が省けます!
★その他の手抜きワザ
◆はさみでカット
大人メニューの味付け前に少量を取り出し、キッチンばさみでカットすれば、それで一品に♪
◆冷凍等のうらごし済み食材を上手に使う
最近は様々な野菜や素材が冷凍で売られています。
うらごし済みのものや、下茹で済みのものなど、良質なものを選べば、使って みることも離乳食づくりの負担感が減りますよね。
◆時にはレトルトに頼ってもOK
いくら簡単な方法を知っていても、時には疲れていたり、食べてくれない日が続いたりして、キッチンに立つことすら嫌になってしまうこともありますよね。
そんな時はレトルト離乳食を使うことも、私は良いと思います。
今は質の良い物も沢山ありますし、お出掛けの時などは、自宅で作った物よりも衛生的に心配がない場合もあります。
いかがでしたでしょうか。
とかくハードルが高い印象のある離乳食ですが、赤ちゃんが色々な食材を楽しみながら食べられるようにするための、あくまで過程にすぎません。
特別なものを作る必要はないので、大人の食事メニューを離乳食として取り分けやすいものにしてみたり、冷凍食材やレトルトなど便利なものも上手に取り入れながら、あまりがんばり過ぎず、焦らず、ゆったりとした気持ちで我が子が成長していく様子を楽しみながら進めていただきたいと思います。
竹内なつきさんに聞いた、「離乳食かんたんアイデア」はいかがでしたか?育児のフォローと合わせて、気持ちを楽にするお手伝いをしてくれる「産後ドゥーラ」に頼ってみるのもいいかもしれませんね。次回もお楽しみに!
一般社団法人ドゥーラ協会
認定産後ドゥーラ
le cocon(ル・ココン) 竹内なつき
大学卒業後、約20年間、長野市の一般企業に勤務。「女性を支える仕事をしたい、人に尽くすことのできる仕事をしたい」という思いから資格を取得、退社後に産後ドゥーラとして独立、2019年「le cocon」をオープン。現在、高校生のお子様がいらっしゃるお母さん。
『産後ドゥーラ』は完全予約制です。事前にお問い合わせ・お申し込みください。
●訪問時間
平日9:00~18:00 ※土・日曜、祝日は要相談
●訪問エリア
長野市内より片道1時間程度 ※片道40km以上の場合は別途あり
●問い合わせ・予約
電話 050-5372-7664(受付9:00~18:00)
※サポート中など応答できない場合はコールバックします
予約メール ntakeuchi.doula@gmail.com
●HP https://le-cocon.amebaownd.com/
※HPからもお申し込みいただけます
●Instagram @doula_natsuki.takeuchi
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