酒種酵母で作る、知る人ぞ知るベーグル専門店「Still Bagel（スティルベーグル)」＠長野市篠ノ井

2020年5月。通販と予約販売からはじまり、クチコミを中心に人気を集める『Still Bagel』。
篠ノ井御幣川にお店を構えるこちらのお店では、長野県産の小麦と麹から起こす酒種酵母を使用した、もっちり＆ずっしり食べごたえのあるベーグルを提供しています。

ベーグルは全部で13種類。
そのほか、野沢菜の油炒めを練り込んだ「おやきベーグル」や、季節のベーグルが不定期で登場します。

麹は長野市にある『西麹屋本舗』から購入。
店長の酒井さんが、定期的にご自分の足で買いに行っているそうです。

「いろいろ試してみて、西麹屋本舗さんの麹が一番元気だったんです」と酒井さん。
2～3日ほどかけて、麹と米から酵母を起こして使用します。
酒井さんいわく、とっても元気な麹酵母だそう！

「ベーグルってパサパサしたイメージがありますが、お客さまにはよく『ベーグルの概念が変わる！』と言われます。
それくらい引きが強くてもちもち！
食べごたえがあるので、腹持ちも良いですよ」。

前日に作り置きすることはなく、毎日AM１時から製造。
体にやさしいきび砂糖や塩など県内･国内製造の素材にこだわり、長時間低温発酵で焼いているベーグルは、外はカリッと、中はみっちり＆もっちり。
小麦の味を楽しめるベーグルです。

一つひとつ手作りなので、形が不揃いなのはご愛嬌。
左から時計回りに
・塩バター（150円）
実はこちらもベーグル。ずっしりと食べごたえがあり、一度食べたらヤミツキに。
20～30個まとめて買う人もいるほど、ファンの多い一品です。

・アールグレイオレンジチョコ（240円）
一口頬張れば、アールグレイとオレンジのさわやかな風味が広がります。

・レモンクリームチーズ（210円）
夏季限定の季節のベーグル。レモンピールを生地に練り込んだベーグル。
8月からは「枝豆チーズ」を「パイン＆クリームチーズ」を予定。

・抹茶＆ホワイトチョコ（200円）
ホワイトチョコレートのやさしい甘さと抹茶の風味が絶妙。

・プレーン（120円）
噛むほどに小麦の旨味を感じる定番の一品。サンドイッチにするのもおすすめです。

・ダブルチョコレート（200円）
濃厚な味わいながら、甘さはひかえめ。生地のおいしさもしっかり感じます。

・ティラミス風ベーグル（200円）
コーヒーの風味がふわりと広がる、スイーツ系ベーグル。

20年前には同じ場所で雑貨屋を営んでいた酒井さん。
現在も県内作家のハンドメイド作品を中心に、雑貨の販売を行っています。
※10月から雑貨の入れ替えを予定

天然酵母に魅力を感じ、当初は普通のパン屋を目指して勉強していましたが、ベーグル好きということもあって、専門店を開くことを決意したそう。

「今では、ベーグルに特化したお店にして良かったと思っています。
開店前からたくさんのお客さんにお待ちいただくことも多くて、水･土曜だけの営業でしたが、2021年の7月から火～土曜の営業に変更させていただきました。
店頭販売は、ひとりでも多くのお客さまにお買い求めいただけるように、しばらくの間、ご購入の個数を制限させていただいています」。

2021年の5月に一周年を迎え、今後は洋酒漬けのベーグルや、ビーツのベーグルなど、いろいろなベーグルに挑戦したいと語る酒井さん。
HPからは予約もできるので、気になるベーグルは要チェックです！