本格中華を感性で彩った魅惑のヌーベルシノワを！「中華 照龍（しょうりゅう）」＠佐久市

中華の四大流派をすべて習得し、点心やフレンチの世界でも腕を磨いた店主･中村さん。自身の店では、旨み重視の上海料理とパンチのある四川料理を融合させ、そこに独自の感性を加えたメニューを提供しています。

「四川麻婆豆腐」（1,300円）もまた然り。もみじと豚の背骨で抽出したスープで上海料理ならではの旨みを出し、粗挽き花椒で四川料理らしい刺激を効かせた秀作です。ひと口ごとに花椒の華やかな香りがたちのぼり、旨み･香り･辛さの波状攻撃にやられます！これを目当てに県外からファンが訪れるのもうなずける逸品です。

6時間以上脂抜きし、トロトロに煮込んだ角煮を加え、パラパラに仕上げた「炒飯」（850円）もこだわりの逸品。油通しした唐辛子の辛みとゴマの香りを中国酢がすっきり締める「中国酢入り担々麺」（850円）ともに、イチオシのメニューです。

＼炒飯✕麻婆豆腐の丼で楽しむ人も！／
県内外で修業した後、2012年開業。信州伝統野菜を取り入れるなど、和魂漢才の料理を展開しています

地物野菜と11種の香辛料を使ったエスニック麻婆豆腐など、革新的なメニューも数多くそろいます。「中華は向上心を芽生えさせてくれる世界」と中村さん。素材の旨みを引き出すため、基本的に無化調で油っこさも控えめ。手頃な価格でテイクアウトできると地元でも評判です。

（長野Komachi2021年4月号に掲載）

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