長年愛され続ける至極の味「美味麺餐庁 来々軒」＠岡谷市

初代から継承する「手作りの伝統」を愚直なまでに守り続ける「美味麺餐庁 来々軒」。冷凍食品は一切使わず、麺や点心の皮、各種タレなど、可能な限り自家製を心がけ、手間暇を惜しみません。

かつては冬季限定で提供していた「雲呑麺」（990円）。これを目当てに訪れるファンも多く、その声に応えるべく通年提供にした人気の一杯。向こう側が透けて見えるほど薄い自家製皮が包み込むのは、生肉のみを使うというこだわりの粗挽き豚肉。煮干しに鶏、ゲンコツ、野菜に加え、濃厚な旨みと芳醇な香りが特徴の本枯節を使用した、美しい琥珀色のスープの上に浮かぶ極薄皮の雲呑は、字のごとく雲を呑むような心地よいのど越しが自慢。さらに雲呑の下に鎮座する麺は、国産全粒粉を細ちぢれ麺に仕上げた自家製で、どこまでもこだわり抜いた極上の一杯です。

引き算が生む本物の旨さ「名物 しゅうまい」（テイクアウト3個530円）　

好みの麺と小さなカツ丼がセットに。生肉を使った豚カツは豚肉の旨みが満載。「ランチセットC」（470円）　

国産食材や契約農家から仕入れる野菜など食材も吟味し、創業以来愛され続ける「カツ丼」や「麻婆豆腐」、絶品と名高い「焼売」など多くのファンを魅了しています。

温かい接客も魅力の赤羽さんオーナー夫妻。ご主人は霞が関で要人の料理を作っていた経歴の持ち主

岡谷駅からも徒歩圏内でアクセスも◎。濃紺色の暖簾と「来」のロゴが目印です。

（長野Komachi2012年4月号に掲載）

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