信州で蕎麦食べるならココ！「信州そば処 一松亭（いっしょうてい）」創業110年の製麺会社が運営するメニュー豊富な老舗そば店＠千曲市

長野県千曲市の蕎麦屋「信州そば処 一松亭（いっしょうてい）」。国道18号沿い、ゆっくりと回る水車が目印の老舗そば店です。
「天ざるそば」や「くるみだれそば」をはじめ、期間限定メニューやお子様メニューも取りそろえるなど豊富なメニューを楽しむことができます。

「信州そば処 一松亭」を運営するのは、そばを中心に乾麺や生麺などを製造し、全国各地に販売している滝沢食品株式会社。
「お客様の意見を直接聞くために」と1979年にオープン。2023年で開業44年を迎えます。

案内してくれたのは「一松亭」の主任を務める高津優太さん。
「国産のそば粉を使い、子どもから年配の方まで食べられるおそばを提供しておりますのでぜひお越しください」と高津さん。

そばを実食！

今回は高津さんオススメの3品をいただきました。

「くるみだれそば」850円。

そばをくるみだれと通常のそばつゆの2種類で食べることができる贅沢な一品。3年ほど前にリニューアルしたくるみだれは宗田節、荒節、枯節の3種類の鰹節をあわせてつくるつゆに、くるみとみそ、塩、砂糖などすり合わせたものを加えてクリーミーに仕上げています。

まずは通常のつゆから。濃い目で鰹節の香りを目一杯感じることができます。
続いてくるみだれ。くるみの甘さのあとにほのかに香るかつおだしの風味。さっと消えていく感じが上品で何度も試したくなります。そばののど越しもなめらかなので、くるみだれとの相性が抜群！

「そばだんご」3本390円。
そば粉を100％使い焼き上げたそばだんご。1本から注文できるので人数によってシェアしやすいのもポイント！
だんごの表面はカリカリ、中は少しもちっとした歯ごたえのある食感。そばの風味を程よく引き立てる醤油ダレも相まってクセになりそう。

1日数量限定で提供している高津さん手作りの「そばプリン」390円。
深焙りそばの実を煮出し、卵やグラニュー糖などと混ぜ合わせ作っています。プリンの上にはよりそばの風味を感じられるように、とそばの実をトッピング。
甘さは控えめで、なめらかな舌触り。そばの実を噛むとカリカリとした心地よい食感とともに、そばの香りが広がります。

「そばだんご」と「そばプリン」がそれぞれコーヒーと一緒に楽しめる「デザートセット」もあるので、食後にぜひ楽しんでみて。

※「デザートセット」は平日限定。GW・お盆・年末年始は販売休止。

まだある！魅力的なメニュー

「一松亭」はとにかくメニューが豊富。気になるメニューが多すぎて迷ってしまうほどです。

「天ざるそば」1,320円。
不動の一番人気！えび天や季節の野菜など5種類の天ぷらとともに楽しめるボリュームたっぷりの一品。

「更科天セイロ」1,510円。
そばをこしらえた際に真っ先に出る「一番粉」を使用してつくる更科そば。普通のそばとは違うなめらかな舌触りを天ぷらとともに楽しむことができます。

◆そのほかのメニュー◆
おしぼりそば　　920円
おしぼりざるうどん　　950円
つけとろそば　　970円
おこさまそば　　300円

さらに「一松亭」では季節に合わせた限定メニューを提供しています。
5月は「冷やし担々そば」を予定。気温も上がり、涼しげなものが食べたくなる時期にピッタリの一品なのでぜひチェックしてみて。

物販コーナーも充実！

「一松亭」では自社工場で製造したそばをはじめ、そば茶やめんつゆ、さらには信州の名産品などお土産にもぴったりな商品を販売。

「一松亭のそば」はその名の通り一松亭で提供されているものと同じ、国産のそば粉を使用した蕎麦。
「そばつゆ」といっしょに持ち帰れば、自宅でも一松亭の味が楽しめます！

「そば茶」や「そばせんべい」なども人気。
千曲市特産のあんず菓子やあんずジャムも販売しています。

あたたかみを感じる店内

落ち着いておそばが味わえる広々とした店内にはつゆの香ばしい香りが広がります。

店内には小上がりとテーブル席を用意。

宴会時などに使用される特別室。各種宴会にも対応しているので、詳しくは店舗にお問い合わせを。

レジカウンターの奥にはオープン間もない昭和時代のものから現代に至るまでさまざまな時代の著名人のサインがズラリ。こういった光景が見れるのも老舗ならでは。

店内には五月人形も飾られていました。高津さんによると従業員の方の私物で「お客様にご覧いただき、折々の行事を楽しんでもらいたい」との思いで展示しているそう。3月にはひな人形が飾られていたとのことで、四季が感じられる店内です。