11/24(日)300年の歴史『下條歌舞伎2024』今年の目玉は下條歌舞伎✕和太鼓のコラボ公演!初のオリジナルグッズ販売も・入場無料@長野県 下條村
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今年も桜の季節がやってきました!桜と言えば、「天下第一の桜」と称される信州が誇る桜の名所・高遠城址公園が有名ですが、今年は3年ぶりに通常規模で『高遠さくら祭り』を開催中。春の風物詩が戻ってくるのはうれしい限りです。
高遠を訪れたら、桜とともにぜひ愛でてほしいのが寺院や街道沿い、路地傍に静かに佇む石仏群です。江戸時代、高遠藩領内出身の石工は「高遠石工(たかとういしく)」と呼ばれ全国で活躍。優れた技術で精緻な石仏を次々と生み出し、一大ブランドとして名を馳せました。高遠には、400年の歴史を経てなお、約2000体の石造物が祀られ、人々の生活を見守っています。
高遠石工の中でも稀有の名工と謳われたのが、石仏師・守屋貞治(もりやさだじ)です。貞治の活動は、全国各地に及んでおり、生涯において350体にもおよぶ作品を残しています。伊那市高遠にある「建福寺」には、貞治の最高傑作「西国三十三観世音菩薩」をはじめ、40体以上の石仏が出迎えてくれます。
建福寺の石仏群。建屋3棟に渡り、ずらりと石仏が祀られている景色は壮観!一体一体が実に表情豊か。貞治の技術の高さがうかがえます。
※通常は石仏前に格子がはめられています
建福寺に祀られた石仏群が、4月8日(土)・9日(日)には、建屋の格子が外され、期間限定でライトアップされます。端正で繊細優美な作風を細部まで拝観することができるまたとない機会です。
守屋貞治の手による「西国三十三観世音菩薩」。写真は「六番 南法華寺 千手観音」。400年前の作とは思えない精緻な細工に驚かされます。
「二十九番 松尾寺 馬頭観音」。堅く風化しにくい石材「高遠の青石」を使用しているのも特徴のひとつ。
秘かなブームを起こしている『石仏ガチャ』。シークレットも含め、全8種類。さくら祭りの期間には、ピンク、ゴールドの限定カラーが登場します。全種類、コンプリートしたい!!
「石仏ガチャ」は、建福寺近くの伊那市高遠町観光案内所にあります(1回300円)。
「高遠石工」石仏巡礼の聖地・建福寺。
●期間
2023年4月8日(土)・9日(日)
●ライトアップ時間
日没~21時頃まで
●会場
建福寺(伊那市高遠町西高遠1824)
●駐車場
伊那市高遠町観光案内所隣駐車場利用
●問い合わせ
伊那市高遠町観光案内所 0265-94-1745
伊那市高遠商工観光課 0265-94-2556
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